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竹林軒出張所

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『マネー資本主義第4回』(ドキュメンタリー)

マネー資本主義第4回
ウォール街の“モンスター” 金融工学はなぜ暴走したのか
(09年・NHK)
NHK総合 NHKスペシャル

『マネー資本主義第4回』(ドキュメンタリー)_b0189364_8382795.jpg リーマン・ショックに端を発する経済破綻の原因を究明しようとするシリーズの第4回。金融工学の導入によってどのように投資市場が拡大し、これがどのように経済破綻につながったかについて解明を試みる。
 このドキュメンタリーでは、「金融工学」を原子爆弾になぞらえて、開くべきではないのに開いてしまったパンドラの箱のようなものとして描いている。つまり正しく活用すべきものでありながら人間の手を超えた巨大な存在としての「金融工学」である。僕としてはそのあたりにすこし違和感を感じた。「金融工学」はそんなに立派なものなのか。これを科学と呼ぶことができるのだろうか。どんな現象でも数学的に解明できるなどという発想自体が非常に傲慢で、本来的な意味で科学的でないんではないか。見ながらそういう疑問を感じるのだが、それに対する答えはなかった。このドキュメンタリーで描かれる人々、つまり「金融工学」に群がって熱狂する人々が、新興宗教関係の人のように見えて仕方がなかった。
★★★

参考:
竹林軒出張所『みんなのための資本論(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『インサイド・ジョブ(映画)』
竹林軒出張所『E・トッド 混迷の世界を読み解く(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『欲望の資本主義2019(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『消えた200億円と暗号資産の闇(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(映画)』

# by chikurinken | 2009-07-24 08:24 | ドキュメンタリー

おとこごころをくすぐる歌

おとこごころをくすぐる歌_b0189364_1212939.jpg少女期

歌:森田つぐみ
作詞:千家和也
作曲:大野克夫

(あなたにあえて 何かが わかりかけました
何かを つかみかけました)

あなたの前に 出る時だけは
飾りや嘘の ない娘でいたい
涙に濡れた くちづけの中
みつけたものを 大事にしたい
難しい事は 分からないけれど
好きなんです 心から愛しています
女の子に生まれたこと
あなたを知ってから 誇りなんです
女の子に生まれたこと
あなたを知ってから 誇りなんです

あなたの胸に 抱きとめられて
静かに夢を 見る娘でいたい
小鳥が羽根を 休めるように
その手の中で 眠っていたい
恥じらいも何も 忘れそうなほど
好きなんです 何処までも信じています
女の子に生まれたこと
あなたを知ってから 誇りなんです
女の子に生まれたこと
あなたを知ってから 誇りなんです
女の子に生まれたこと
あなたを知ってから 誇りなんです

 またまたアイドル歌謡で恐縮です。
 森田つぐみって人はリアルタイムではほとんど知らなかった。最近、『ベスト歌謡曲100』というアルバムで初めて歌を聴いたんだが、この『少女期』は詞がなかなか男心をくすぐる。「女の子に生まれたこと あなたを知ってから誇りなんです」だと。ちなみに作詞者は千家和也というオッサンで、当時の森田つぐみみたいな乙女が作ったかと思ったら大間違い。残念!
 この千家和也という人、他にも麻丘めぐみの『めばえ』、山口百恵の『ひと夏の経験』や『ささやかな欲望』など、男心くすぐりまくりの乙女歌を作詞している。奥村チヨの『終着駅』なんかもこの人らしい。なかなかの実力派です。
 森田つぐみの歌唱は非常に素直で丁寧。レコード・ジャケットの写真や歌い方から総合すると、優等生タイプの女の子をイメージしているのかなという感じだ。この歌詞に非常に合っていて、一つの表現として見てもかなり質が高い。
 僕の記憶の中には「森田つぐみ」という名前以外ほとんど残ってないので、あまり売れなかったのだろうか。iTunesに入れて1カ月半で30回近く聴いているので、僕にとっては相当フェイバリットな部類に入るんだが。少女期を歌う森田つぐみの映像も見てみたいものである。

参考:
竹林軒出張所『森田つぐみ「愛のスケッチブック+3」(CD)』
竹林軒出張所『森田つぐみ登場!』

# by chikurinken | 2009-07-23 12:03 | 音楽

讃岐裕子の『ハロー・グッバイ』

讃岐裕子の『ハロー・グッバイ』_b0189364_1030426.jpg 讃岐裕子というアイドル歌手が歌った『ハロー・グッバイ』という歌を聴きたくて音源がないものか探しているんだが、CDも現在出ておらず、なかなか手に入れることができない。この歌は、もともとアグネス・チャンのシングル・レコード『冬の日の帰り道』のB面の歌(1975年、タイトルは「ハロー・グッドバイ」)で、それを77年に讃岐裕子がカバーしたもの。さらにその後柏原芳恵が再びカバーしてヒットしたようだ(81年)。柏原芳恵バージョンについては、ほとんど知らない。当時テレビも見ていなかったし、歌謡界にもまったく興味がなかったから。ただ、柏原カバーについては印象が悪い。当時、アイドル歌手がカバー曲を(さも自前の歌であるかのように)シングルで出すというのがちらほらあったが(『まちぶせ』(81年)、『素敵なラブリーボーイ』(82年)など)、そのどれもがこちらの気持ちを踏みにじるようなもので、とても気分が悪かった。それに企画が安直すぎるっちゅうの。
 まあ、そんなことはどうでもよい。『ハロー・グッバイ』だ。讃岐裕子の『メリー・ゴーラウンド』という再発CDがあって、これが出回っているにはいるんだが、なにぶん復刻されたのが10年以上前でとうに絶版状態。入手するのはほぼ不可能である。『ハロー・グッバイ』が単独で入っているCDも『Jアイドルアンソロジー』(EMIミュージック)というコンピレーションで出てはいるが、まったく買う気にはならない。6枚組15,750円というもので、しかも他の曲(約100曲)はほぼ不要だもんで。
 僕の場合、基本的にiTunesやiPodに入れて聴きたいんで、音質はどうでもいいからなんとかMP3(またはAAC)形式で入手する術はないかということで、iTunesストアなどでもチェックしているんだがまったく出てこない。カセット・テープに入っているものでも残っていれば、変換する術もあるというものだが、それすらすでになくなっている。
 ところが、先日YouTubeに『ハロー・グッバイ』が登録されていることが分かった。歌の再生中、画面にはシングル・レコード・ジャケットがずっと表示されるという、ビデオとしてはどうかなと思うような動画ではあるが、こっちは音楽だけが欲しいので最適と言えば最適。で、これをなんとかMP3に変換する方法はないかいろいろ調べていたところ、flashビデオから音だけを抽出するソフトがやはりあるようで、それを使ってみた。iExtractというソフトがそれで、インターフェイスがものすごくわかりやすく、抽出作業が当たり前のように完了した。おかげでiTunesに『ハロー・グッバイ』を加えることができたのだった。iExtractの作者さん、『ハロー・グッバイ』をアップロードしてくれたお方、ありがとう。
 讃岐裕子の『ハロー・グッバイ』、さわやかな歌声がとても良い。

注1:当方MacOS X環境です。
注2:こういうものには著作権法上の問題が常につきまといますが、著作権うんぬんと言い張るなら、売り手の責任としてちゃんと継続的に発売しておくべきじゃないかと、1ユーザーとして思っております。
注3:讃岐裕子版の『ハロー・グッバイ』もカバーですが、B面からのカバーということで、意味合いはまったく違うと思います。当時僕はアグネス・チャンのシンパでしたが、彼女の『ハロー・グッドバイ』は讃岐版が出た後に知ったくらいです。

参考:
竹林軒出張所『讃岐裕子、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!』
竹林軒出張所『ゆけゆけ裕子、どんとゆけ!』
竹林軒出張所『復刻終結宣言 またはメリー、メリー・ゴー・ラウンド』
竹林軒出張所『レコード大作戦』

# by chikurinken | 2009-07-22 10:26 | 音楽

『ケンとカンともうひとり』(本)

『ケンとカンともうひとり』(本)_b0189364_8171093.jpgケンとカンともうひとり
松下竜一 その仕事27

松下竜一著
河出書房新社

 松下竜一の子ども向けの小説で、自身の家族、子どもたちをモデルにしたもの。自然に親しむ優しさにあふれた家族が子どもの視点から描かれており、自分の子ども時代を懐かしく思い出した。子どもたちを見つめる作者の目も慈しみに満ちていて優しい。
 文章にちりばめられた情景描写が非常に美しく、まさに珠玉のような名編である。
 童話作家としてもそのポテンシャルを示した松下竜一会心の著。
★★★☆

参考:
竹林軒出張所『暗闇の思想を(本)』
竹林軒出張所『明神の小さな海岸にて(本)』
竹林軒出張所『ルイズ 父にもらいし名は(本)』
竹林軒出張所『あぶらげと恋文(本)』
竹林軒出張所『五分の虫、一寸の魂(本)』
竹林軒出張所『潮風の町(本)』
竹林軒出張所『小さなさかな屋奮戦記(本)』
竹林軒出張所『仕掛けてびっくり 反核パビリオン繁盛記(本)』
# by chikurinken | 2009-07-21 07:59 |

リニューアル・オープン

リニューアル・オープン_b0189364_930052.jpg 介護ライターの野田明宏氏のホームページがリニューアルしました。僕も製作に一枚かんでおります。BiND(ホームページ作製ソフト)とID(フラッシュ動画作成ソフト)というソフトを使って作りました。とっても使いやすいソフトで感覚的にホームページを作ることができます。ただしその分あまり融通が利きません。どこで折り合いを付けるかという問題ですね。まあ、ご覧くださいませ。
 リンク:野田明宏ネット

 リニューアル関連でもう一つ。大分県別府市にあるラクテンチがリニューアル・オープンしたということ。といっても、2004年にいったん縮小リニューアルしており、しかもその後休園しているため、今回が二度目のリニューアル・オープンということになる。
 asahi.com記事「別府の老舗遊園地「やめないで」声受け新装オープン」
 「ラクテンチ」と言えば、九州東部で子供時代を過ごした人にとってはまさに楽天地で、初めて訪れたときは楽天地ならぬ驚天動地であった(かなりオーバーではあるが)。それまで、デパートの屋上が最大の遊戯施設であった当時の僕は、本格的な遊園地に行ったのはこれが初めてで、しかもラクテンチには動物園まで併設されていて、それはそれは(本当の意味で)パラダイスであった。ケーブルカーというものに乗ったのも初めてであった(ラクテンチはケーブルカーでアクセスする)。リフトを初めて見たのもここである(なぜかリフトがあったのだ)。象に乗ったのもここが初めてである(というより後にも先にもそれっきり)。
 それが数十年経って(ナイトスクープ的な意味で)パラダイス化していると聞いて、寂しさもあったが、時代の趨勢でしようがないという気もしていた。それでも復帰に対する要望が多数あったということで今回リニューアル・オープンの運びとなったらしい。おそらくわれわれの世代が懐かしさから要望を出したんだと思う。しかしやはり、大規模で豪華なテーマパークが日本中のあちこちにあって比較的簡単にアクセスできる今となっては、生き残るのは難しいんじゃないかと思う。懐古趣味だけで運営していくのは無理だろう。よほどの吸引力を作り出さない限り、近い将来パラダイス化するのは目に見えている。パラダイス化してしまうと、寂しさどころではなく、悲しみや哀れみを誘うようになる。「懐かしい」で終わっているうちが華ではないかと思うんだが……。
 リンク:別府ラクテンチ

懐かしのケーブルカー。これに乗ってアクセス……

リニューアル・オープン_b0189364_920323.jpg


象の花子さん。乗せていただきました……お世話になりました……僕は大人になりました

リニューアル・オープン_b0189364_9201926.jpg

「別府ラクテンチ」のホームページより引用

# by chikurinken | 2009-07-20 09:27 | 日常雑記