ブログトップ | ログイン

竹林軒出張所

chikrinken.exblog.jp

先月のCD

 先月買ったCDはコレ。
 岡林信康『金色のライオン』

先月のCD_b0189364_953714.jpg


 ここ1年くらい、岡林信康のアルバムが大量に復刻された。限定版も多く、「今のうちに買っとかないともう手に入らないかも知れない」ということで少しずつ買い足していった。これもその中の1枚。
 その中には、何年も前から僕自身中古市場で探していたCD(数万円の値段が付いていた)もあり、素直に復刻を喜んだ次第。だが、何にしろ「品切れ」→「絶版」になるサイクルがあまりにも早すぎる。音楽がすべて消耗品であるかのような扱いである。
 岡林信康も山崎ハコも同時代で聴いていたわけではなく(名前は知ってたが)、ここ10年くらいの間に聴くようになったものだ。ある種「古典」みたいな感覚で聴き始めたんであって、実際質が高いものも少なくない。音楽産業がこのような「古典」的作品をじっくりと長い目で売り続けることは、売る側の責務だと思うが……。かれらに音楽産業を支える者としての矜持はないのだろうか。
 で、今回の『金色のライオン』だが、身辺エッセイのような「26ばんめの秋」、岡林節炸裂の「ホビット」が特に良かった。松本隆がプロデュースしたものだそうで、岡林が力を抜いて自分の世界を自在に展開していく感じが伝わってくる。なかなかの快作。

 「ホビット」については、以下のページで詳細に解説しています。興味のある方はどうぞ。
 「自分自身をもパロるファンキー岡林」
# by chikurinken | 2009-06-13 09:52 | 音楽

野田明宏先生のファンの皆様へ

野田明宏先生のブログにリンクを張らせていただきました竹林軒でございます。はじめまして。
野田先生には格別のご紹介をしていただき、感謝感激でございます。
野田先生とは、某ギャラリー喫茶で知り合い、懇意にさせていただいています。普段は「のださん」と呼ばせていただいている関係です。
のださんの著書は、最近のものを除きほとんど買って読んでおり(最近の数冊はのださんよりいただきました)、特に『アルツハイマーのお袋との800日』はいたく感動し、自身のかつてのブログでも紹介させていただいています。
ここに再掲させていただきます。皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます。


2005年2月4日投稿

アルツハイマーのお袋との800日 中年オトコの介護奮闘記
野田明宏著
時事通信社

野田明宏先生のファンの皆様へ_b0189364_1053418.jpg ウェブで連載されている日記をもとにして刊行された本。
 もともと日記であるだけに、内容は赤裸々で重いが、同時に(当事者には申し訳ないが)かなり笑える。まさに泣き笑いの日々だ。
 母がアルツハイマー病を病み、人格を変化させていく。「オレ」は、それに狼狽し、とまどい、つらく当たってしまう自分に自己嫌悪しながらも、以前にもまして母に対する愛情を募らせていく。
 かつては「凛とし」気丈だった母(そのため著者とも何度も衝突があったらしい)が、著者の娘であるかのような姿に変貌していく。その関係性が変貌していく過程が、ときにユーモラスに描かれていく。また、著者自身が自分の人生を犠牲にされているのではないかと思い悩む姿も率直で心に響く。そこには「アンビバレントな」日常がある。
 今後、アルツハイマー病の患者は確実に増加していく。老いた肉親を持つ人々は、この本で、来るべき修羅場を疑似体験することもできる。そういう意味で、若者、老人を問わず、すべての人にとって必読の書と言える。
 ちなみに、気丈な母の姿は、前著『男が、病院で介護するということ』に登場する。あらためてアルツハイマー病の怖さを見せつけられる。
# by chikurinken | 2009-06-12 18:39 | 日常雑記

今月のCD

 景気が悪いんで今はCDも月に1枚買うか買わないかだが、今月買ったCDはコレ。
 山崎ハコ『茜』

今月のCD_b0189364_8285815.jpg

 ジャケットがなかなかよろしい。今回初CD化だそうで、山崎ハコ、24歳のときの作。24歳でこれだからスゴイ。
 昨日YouTubeでハコの若い頃(といっても30歳近くだが)の映像を見たが、初々しく少女みたいで可愛いという印象。こんな「女の子」が「望郷」(YouTube映像)(18歳時)とか「白い花」(YouTube映像)(19歳時)とか「呪い」(21歳時)とか作ったのかと思うとビックリ仰天だ。
 こんな感じ↓
今月のCD_b0189364_831464.jpg

# by chikurinken | 2009-06-11 08:46 | 音楽

「会えない時でも」ではないですが

山崎ハコの「気分を変えて」。


香坂みゆきバージョンの「気分をかえて」。香坂みゆきがこの歌を歌ってたという事実は初めて知った。

# by chikurinken | 2009-06-09 19:56 | 音楽

唐突ですが

山崎ハコの「会えない時でも」が好きです。気分が沈んだ時に聴くと「じんわり」感じます。

会えない時でも
(アルバム『歌いたいの』に収録)

歌:山崎ハコ
作詞・作曲:山崎ハコ

君に会えた時でも 会えなかった時でも
やっぱり好きなんだなぁって ほんわか感じたい

唐突ですが_b0189364_18352849.jpgいろんなことを話したいよ
弱さがあふれてきそうだけど
会いに行きたい
何も言わなくてもいいんだ
ただ手をつないで心で話すのさ
ことばよりも 伝わるから

いろんなことをわかりたいよ
君になることはできないけど
感じていたい
人の痛みを想像して
気持ちを思う大きさが欲しくて
さりげなくね がんばるから

優しく強く豊かになり
けして孤独を感じさせないよう
さりげなくね がんばるから

君に会えた時でも 会えなかった時でも
やっぱり好きなんだなぁって ほんわか感じたい

君に会えた時でも 会えなかった時でも
やっぱり好きなんだなぁって じんわり感じたい
じんわり感じたい

(聴き取りで入力したので一部間違っているかも知れません)
# by chikurinken | 2009-06-09 18:35 | 音楽