いつも使っているMacBookのUSB端子の1つ(奥側)が故障した。どうも給電されないようで、ここに接続したUSB機器が一切認識されなくなった。オーマイゴッドである。
どうやら新しく買った安物のハードディスクケースを接続したことが原因のようで、安物のハードディスクケースにも腹が立つが、こんなことで簡単にダメになるMacBookにも腹が立つ。
MacBookにはUSB端子が2個あるが、僕はいつもUSBワイヤレスマウスを使っているので、端子は1個塞がっていて、1個だけ空いている。ここにさまざまなUSBデバイスを接続して使っているんだが、これが1個だけということになると、ワイヤレスマウスをやめるか、USBデバイスを接続するたびにマウスを外すか(これは他人のMacで経験済みだが結構面倒である)どちらかを選択しなければならない。もちろん修理するというオプションもあるが、おそらくロジックボードの交換ということになって4〜6万円くらいかかりそうなんで、この選択肢はありえない。新しいMacを買う余裕もないし、買う気もない。そういうことをいろいろ考えていると非常にユーウツになった。

思えばMacBookってトラブルが多いよなあとふと思う。問題があるから何とかしてくれという依頼が、僕のところにもよくある。僕のMacBookも御多聞に漏れず、外側のケースが一部割れたり、ディスプレイがちらついたりという問題がある。買ってから3年くらいなので、普通の家電の感覚ではちょっと早い。考えてみればMacBookは廉価マシンだった。安かろう悪かろうの代表格と言えなくもない。だがアップルの製品は比較的良質だと感じていたので、安いのは性能(つまり処理速度などのパフォーマンス)のせいであると思い込んでおり、製品設計自体が犠牲になっているとは思いもよらなかった。よくよく考えてみれば、当時この性能でこの価格!という感覚もあったのだ、確かに。その頃、同性能のWindowsノートパソコンより大分安かった記憶がある。競争という点では仕方がないのかも知れないが、そこまで犠牲にして良いものだろうか。ビンボーマシンはWindowsにまかせておくというのがアップルのイメージだったんだが、このような考え方も改めるときが来ているのかもしれない。
(写真はMacBookの割れた箇所)
割合早くいかれたアップル製品:
iBook(初期のシェル型のもの)
キーボードが壊れる、音が出なくなる、電源コンセントを壊すなどの症状まであった。→破棄
MacBook
ケース破損、ディスプレイのちらつき、USB端子不良。→使用中
設計上問題があるんじゃないかと感じさせられたアップル製品:
PowerBook 190
壊れたわけではないが、どうしようもない代物だった。一応使えてはいた。→破棄
LaserWriter Pro 400(機種名間違っているかも知れない)
NECのOEMだったが、これもどうしようもない代物だった。高いのにまったく使いものにならない。思い出すだけでも腹が立つ。→破棄
Macintosh SE/30
巷では名機と言われていたようだが、モニターの質も悪く、ちょっと無理にまとめた感があった。使いづらかった。→押し入れの肥やし
快適に長く使用できたアップル製品:
Macintosh LC475
設計がシンプルでメンテもしやすい優れものだった。→押し入れの肥やし
PowerMacintosh 7500
拡張性が高くメンテもしやすい安定感のあるマシン。→押し入れの肥やし
Macintosh ColorClassic II
コストパフォーマンスが高く、安定感があった。→押し入れの肥やし
その他、Macintosh IIcx、Macintosh IIci、LaserWriter II NTXJなど昔の高価なマシンは大変素晴らしいものだった。
iPodについても、shuffle第2世代1台に異常があった以外は、問題なく使えている(iPod第2世代、第5世代、classic、shuffle第1世代、第2世代)。
iBookシェル型とMacBookについては、僕が所有するもの以外でも数々の不具合の話が聞こえている。こういう「安かろう」製品は買わないのが一番という教訓なんだろうか。