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竹林軒出張所

chikrinken.exblog.jp

2018年 03月 11日 ( 1 )

『アンナチュラル』(9)(ドラマ)

アンナチュラル エピソード9(2018年・TBS)
演出:竹村謙太郎
脚本:野木亜紀子
出演:石原さとみ、松重豊、窪田正孝、井浦新、市川実日子、ミッキー・カーチス、伊武雅刀、薬師丸ひろ子

今後も期待を持てる昨今では珍しいドラマ

b0189364_20333358.jpg 今TBSで放送中の法医学ドラマ。ドラマで法医学の問題を扱うというのもなかなか意欲的で結構。ただし法医学の問題については、10年ばかし前にフジテレビで『チーム・バチスタ』シリーズを割と長くやっていて、原作者の海堂尊の主張(日本で病理解剖があまり行われないことから、犯罪性があっても自然死として扱われてしまうことが多い、そのためもっと積極的に病理解剖を行うべき!というもの)もそのときドラマを通じて結構全国に(僕を含めて)知れ渡ったわけで、そのことを勘案すると新鮮さは中ぐらいである。ただTBSは現在、日本の検挙後有罪率が異常に高いことをテーマにしたドラマ『99.9』まで放送しており、意欲的であることには変わりない。内容についてはとりあえず置いとくが。
 で、この『アンナチュラル』だが、こちらは内容についても割合よくできていると感じた。特に前半、割合退屈しそうな箇所でカットを短くつないでリズム感を出すなど、製作側に工夫が見られる。そのため見ていて非常に小気味良く感じた。演出も全体的に手堅く、シナリオもよくできている。原作ものかと思ったがオリジナル脚本のようで、その点も評価できると思う。ただし、しようがないと言えばしようがないんだが、登場人物がどれもこれも作り物的で浅いという印象は否めない(今のドラマにそこまで期待するのは無理なのだろうか)。
 そうは言っても全体的によくできたドラマであることは確かで、主演の石原さとみも魅力的。窪田正孝が演じている役も(性格付けがありきたりではあるが)味のある登場人物ではある。今後も見続けるかどうかはわからないが、期待を持てる昨今では珍しいドラマである(とは言ってもすでに半分以上終わっているようだが)。
★★★☆

参考:
竹林軒出張所『アンナチュラル (10)、(11)(ドラマ)』
竹林軒出張所『ジェネラル・ルージュの凱旋 (1)〜(12)(ドラマ)』
竹林軒出張所『ジェネラル・ルージュの凱旋(ドラマ) まだ途中だが』
竹林軒出張所『ナイチンゲールの沈黙(ドラマ)』
竹林軒出張所『アリアドネの弾丸 (1)〜(11)(ドラマ)』

by chikurinken | 2018-03-11 20:33 | ドラマ