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竹林軒出張所

chikrinken.exblog.jp

2009年 10月 26日 ( 1 )

『強いられる死 自殺者三万人超の実相』(本)

b0189364_1013699.jpg強いられる死 自殺者三万人超の実相
斎藤貴男著
角川学芸出版

 年間の自殺者数が3万人を超えて久しい。政府自民党の構造改革路線により、弱者に対し過酷な生活が強いられるようになってから、自ら死を選ぶ人が増えたのだ。
 本書では、パワハラや過重労働、多重債務、いじめなどで自死した人々の足跡を追い、彼らが自死を選ぶまでの過程を追っている。であるから、内容は非常に重い(自分の周囲に不安材料がある人が読んだら、立ち直れないかも知れない。書く方も重かったという記述が最後にあった)。
 こういった事象(事件、事故)が、間違った社会システムによって誘発されていることを解き明かし、追い込まれてる人々が救済されるようなシステムを早急に作り出すべきだと解く。至極ごもっともだが、読んでいるうちに、救いのない(ように見える)現実に押しつぶされそうな気がして、絶望的な気分になった。これが日本の現実なのか!
 (自己チュー人間のせいで)追い込まれる人間が少なくとも自分の周辺で出てこないよう(万一そういうことがあれば早期に発見できるよう)自己防衛するしかないなと思った。

★★★
by chikurinken | 2009-10-26 10:16 |