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竹林軒出張所

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『もーれつア太郎』(1)(アニメ)

もーれつア太郎 (1)(1969年・東映動画、NET)
原作:赤塚不二夫
脚本:辻真先
演出:山口康男
出演:山本圭子、永井一郎、加藤みどり

絵の動きが小さく単調

『もーれつア太郎』(1)(アニメ)_b0189364_15303541.jpg 東映アニメチャンネルで『もーれつア太郎』が公開されていたため、懐かしさから見てみた。今回見たのは1969年に放送された第1シリーズでモノクロ作品である。前に見たのは本放送時だったため、見るのは54年ぶりということになる。なお前に見ていたときは、好きなアニメの1つだった。
 内容はほとんど憶えていなかったが、テーマ曲の他、キャラクターのア太郎とデコッ八についてはよく憶えている。今回見たのは第1回放送分で、「もーれつ息子とグータラ親父」と「もーれつワンワン大暴れ」の2本構成。ストーリーは、人の好い働き者のア太郎とその周辺人物を巡るほのぼの人情話というもので、そこにギャグが適当に散りばめられている。『天才バカボン』のようなナンセンスな笑いは(今のところ)なく、一貫性のある物語として成立している。
『もーれつア太郎』(1)(アニメ)_b0189364_15303953.jpg このアニメで特徴的なのは、絵の動きがきわめて少ないことで、書き割りのような(動かない)背景を広く取った上でキャラクターだけに小さな動きがあるという単調なシーンがきわめて多い。低予算のせいか、あるいはこれが当時のアニメの標準だったのかは判然としないが、今見るとダイナミックさに欠けると感じる。ストーリーについては(第1回分限定だが)あまり面白さを感じるようなものでもない。第1回分では、デコッ八がまだア太郎の舎弟ではなく、ア太郎と敵対している存在だったのが意外……という程度の感想しかない。この後、ニャロメやケムンパス、ココロのボスみたいな赤塚マンガを代表するキャラクターが登場するようだが、見るのは第1回分だけで良いかなと思う。さすがに(懐かしさ以外の要素で)良い大人が見て楽しめるようなものではなさそうである。
★★☆

参考:
竹林軒出張所『天才バカボン (1)(アニメ)』
竹林軒出張所『レッツラ*ゴン(本)』
竹林軒出張所『まんが トキワ荘物語(本)』
竹林軒出張所『ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘(本)』

by chikurinken | 2024-06-10 07:30 | ドラマ
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