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竹林軒出張所

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『帰らざる黄金の日々』(ドキュメンタリー)

南海ホークス 帰らざる黄金の日々
(2004年・関西テレビ)
NHK-BS1 BS世界のドキュメンタリー

南海ホークスの歴史
だが僕にとってはあまりにどうでも良かった


『帰らざる黄金の日々』(ドキュメンタリー)_b0189364_08525494.jpg かつてのプロ野球の球団、南海ホークスの、1950年代から70年代までの歴史を概観するドキュメンタリー。
 70年代にプロ野球をよく見ていた(「巨人・大鵬・玉子焼き」の)我々世代にとって、南海ホークスはきわめて地味で、地方在住の子どもたちがテレビで目にすることはめったになく、たまにニュースで出てきても球場に閑古鳥が鳴いているという有り様で、華やかさのないチームに映っていたが、50年代から60年代はリーグ3連覇を成し遂げるような強豪で、日本シリーズでも巨人を倒して日本一に輝いたこともある名門球団だったらしい(当時巨人の壁は大きかったようでたびたび日本シリーズでは敗れていた)。
 その黄金時代を築いたのが、当時の監督、鶴岡一人で、人望があり選手に慕われるような人物だったという。ところが、鶴岡は辞めた後もチームに対して影響力を行使していたらしく、鶴岡色を脱して「考える野球」にしようとした一派(後任の監督、さらにその後任の野村克也ら)と対峙する勢力が脈々と息づいており、それが野村克也の退団に繋がったのだという。つまりサッチー騒動をきっかけに「野村おろし」が行われたのは、チームを取り巻く派閥争いの結果ということらしい(この番組内の野村のインタビューによる)。
 こういう経緯を経た後、南海ホークスはやがて低迷期を迎え、最終的にオーナーが南海電鉄からダイエーに変わって福岡に移転するという運びになったということらしい。ただし、僕自身は南海ホークスに対してまったく愛着も関心もないため、ほーそーですかで終わってしまうというのが辛いところである。なんせ、70年代のプロ野球は王・長島の黄金時代で、華やかさのない南海ホークスは、プロスポーツとしてはあまりに魅力に乏しかった。特に子どもにとってはそうである。ホンモノがわかっていた当時の大人たちは、こういうドキュメンタリーを見て楽しめるかも知れないが、愛着のない僕にとっては、悪いがどうでも良いような事象になる。ノスタルジーは当事者にしか味わえないものである。
★★★

参考:
竹林軒出張所『鯉昇れ、焦土の空へ(ドラマ)』
竹林軒出張所『野村学校の男達(本)』
竹林軒出張所『阪神再建・63歳の挑戦(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『鯉のぼる国 ドミニカ(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『モチベーション下がる……』
竹林軒出張所『ネットdeプロ野球』
竹林軒出張所『ゆく人くる人』
竹林軒出張所『胴上げは……ヨイ』

by chikurinken | 2024-03-01 07:52 | ドキュメンタリー
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