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竹林軒出張所

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新型コロナ騒ぎは総括が必要

新型コロナ騒ぎは総括が必要_b0189364_09124159.jpg 昨年あたりから、新型コロナ関連の本を読んできたが、新型コロナ禍には、どうも怪しい点が多すぎる。僕は陰謀論に与する者ではまったくないし、このコロナ禍が何者かの意図で仕組まれているなどとはまったく思わないが、ものごとがあまりに非科学的に推移しており、それに対する疑問もどこか封殺されているような風潮があるのは、危惧すべきことではないかと考える。
 『新型コロナ考……または統計の読み方』の項でも書いたが、僕には、当初からこの騒ぎが少し胡散臭いもののように思えていた。とは言っても、イタリアやスペインで死亡者が多数出たと報道され、日本でも「専門家」を称する人々が、何も対策をしないと数百万人単位の死亡者が出るなどと語っていたりして、油断はできない……という気持ちにはなってしまう。ただ、実際のところはよくわからず、「謎」のままであった。
 そんな折、ワクチン接種の話が僕の周辺にも来たため、接種する前に少しいろいろな本に当たってみようと思って、調べてみたのである。当然、こういう場合は、批判的なものから検討していくのが筋である。ネット販売の商品でも、やたら肯定的なレビューが多いにもかかわらず出所が怪しい商品であれば否定的なレビューを調べてみるのは当然で、そうすることでその商品の本当の姿、つまりバッタもんであることが見えてくる……というのはよくある話である。
 で、いろいろと読んでみたが、ワクチン自体に危険性が高いものが多く、中でも今回のワクチンについては、今まで使われたことのない遺伝子組み換えワクチンだということで、安全性がまったく担保されていないということがわかった。このような未知のワクチン接種を行政が推奨することもはなはだ問題である。そもそも、日本では新型コロナが大流行して人々がバタバタ死んでいるという状況でもないし、この病気のこと自体まだよくわかっていないのに、有効性も安全性もろくに検証されていないものを体内に入れるということに対して、相当な違和感を感じる。
新型コロナ騒ぎは総括が必要_b0189364_09123726.jpg 確かに未知の病気が蔓延すれば、それに対する特効薬が求められるのは当然で、そこにこのワクチンが特効薬であるかのように喧伝されれば、飛びつく人がいても何らおかしくはない。だが、このワクチンは特効薬かどうかわからない上、ファイザーから出された論文(95%の感染予防効果があるとしたもの)についてもかなり怪しい内容のもので、ツッコミどころが多いとも聞く。薬効も安全性も未知数であれば、身体に入れる理由がまったくないどころか、身体に入れるべきでない理由の方がある。
 こういうようないきさつで、新型コロナ関連の本もその後、立て続けに読んできたのである。もちろん、先ほど述べたような理由で、批判的なものが優先である。中には陰謀論みたいなものもあったが、陰謀論はそもそもどれも噂レベルの話で、科学的な論証ができていない。それに「誰かを悪者にして終わり」みたいな論理の持っていきように疑問を感じる上、心情的にも受け付けないため、極力排除するようにした。論理的、科学的、あるいは経験的なアプローチを取ろうとしているものに限る。
 その中で、いろいろと見えてくるものも出てきたため、ここで備忘録を兼ねて簡単にまとめておきたい。

① 2019年末〜2020年に武漢の学者によって特定されたゲノム配列が、本当の「新型」ウイルスかどうかがわからない。従来の風邪ウイルスのゲノム配列である可能性も否定できない。
② したがってそれに基づいて作られたPCR検査のプライマー(設計図)も本当の「新型」ウイルスのものかどうかわからない。そのためたとえPCR検査で陽性と出ても、本当の「新型」ウイルスが体内にあることを証明することにはならない。
③ 同時にPCR検査でRNAウイルスを検出できるかどうかという問題もある。RNAウイルスは変異しやすく、変異してしまうと遺伝子レベルで特定しにくく(あるいは、できなく)なる。
④ PCR検査の現在の実施方法にも疑問がある。多くの国では、現在40回程度増殖を繰り返しているが、30回以上繰り返せば異物(DNAやRNAのかけらなど)が増大して、目的のものが存在するかどうか判定できない(つまり擬陽性が増える)。
⑤ PCR検査自体、通常であれば研究室などの厳密な環境で行われるもので、今みたいな杜撰な環境で実施される検査は信頼性に欠ける。
⑥ 現在、新型コロナ感染症は、PCR検査のみで判定され、中には自覚症状がまったくないまま新型コロナ感染とされてしまうこともある。そういう人たちは、PCR検査を受けていなければ新型コロナ感染になることもないし、そう見なされてしまうこともない。
⑦ PCR検査自体に本当に「新型」ウイルスを検出できるのか疑問があるため、「PCR陽性」に意味がないのではないか。要はPCR検査で検出されているものが何なのか(本当に件のRNAなのか、風邪ウイルスなのか、ただの細胞の断片なのか)、本当のところはいつまで経ってもわからないということである。
⑧ つまりPCR検査さえ受けなければ、新型コロナ自体が存在しないということである。
⑨ 仮に新型コロナ感染症が本当に存在していて、PCR検査である程度判別できるとしても、ほとんどの場合、症状が軽いかない、言ってみれば風邪程度の症状なわけだから、特効薬が必要かという判断も必要になる。
⑩ しかもそこで使われる「特効薬」が、出所がいかがわしい自称「ワクチン」であるならばなおさらである。
⑪ 現在、接種が推進されているワクチンは、論文のレベルからいかがわしく(執筆者の多くが薬剤会社の社員、母数を操作した形跡がある、盲検がいい加減など)、効果を過剰に盛っている(効果が95%あるなどとしているものもあるが、別の見方をするとわずか数%の効果とも考えられる)ことがわかっている。
⑫ しかもこのワクチンは、これまでに処方されていなかった遺伝子組み換えワクチンで、治験が十分行われていないというおまけ付き。
⑬ 実際にワクチンによってかなりの被害者が出ていることが窺われる。日本には適正に報告するシステムがないにもかかわらず、日本国内のワクチン接種後死亡事例が1400件以上報告されている。(報告システムが存在する)米国では、日本の10倍近くの割合で死亡事例が発生している。
⑭ 実際にワクチン接種後、「副反応」という名の重篤な障害が、かなりの割合で発生している。

新型コロナ騒ぎは総括が必要_b0189364_09123364.jpg 結論としては、「新型コロナ感染症」が本当に存在したのかよくわからない、またその性質とされているもの(潜伏期間や感染過程など)に対して効果的なワクチンが存在するとも思えない、さらには今回のワクチンが効くとも思えないし、最低限、数年間はその毒性について検討した方が良いんじゃないか……というあたりになる。率直に言えば、今回出てきたワクチンは、どれもかなりいかがわしいため、体内に入れるのはやめといた方が良いという結論になる。
 こういうことを言うと、すぐに「反ワクチン」というレッテルを貼りたがる輩が現れて辟易してしまうが、むしろこういう人間の方が、何も知らずにワクチンの効用を信じている「ワクチン信者」と言うことができる。ワクチンは決して万能ではないし、そもそもどれくらい効果があるかも本当のところはわからない。唯一効果がわかっているとされているのが天然痘のワクチン、種痘だが、天然痘と風邪や新型コロナ感染症では、性質がまったく違う。1つのことが当てはまるからと言って、他のことすべてに当てはまると考えるのは暴論というものである。

 今回の新型コロナ禍は、2009年の新型インフルエンザ騒ぎと似ているという説も頷ける。あのときの新型インフルエンザも「新型」だったのかどうか不明で、おそらく空騒ぎだった可能性が高い。一方で当時、新型インフルエンザワクチンを接種した人々の間で、ナルコレプシーが多発したというような報告もある。今回の騒ぎも、あのときと同様、作られた(風評だけで実在しない)病気だった可能性が高いと思う。前回の新型インフルエンザ騒ぎをしっかり総括し、責任の所在を明確にしていないために、同じ騒ぎが起きたというのが、「新型コロナ禍」の本当の姿だということである。今回の新型コロナ禍も、この後収束するのは間違いないが、しっかり総括して反省しなければ、また数年後に、情報+検査のパックで、新しい感染症が作り出される可能性がある。その点でも、新型コロナ禍の行き過ぎに対して警鐘を鳴らしている言論を封殺するようなことがあってはならないと思う。

追記:
 こと新型コロナ問題については、ヒステリックな議論ばかりで、もう少し、冷静さが必要でしょと思うことが多い。先日の毎日新聞の記事(「新型コロナ 「反ワクチン派」は何を考えているのか」)では、ワクチンに疑問を呈するだけでQアノンや陰謀論と関わりがあるかのような主張が展開されていて、呆れかえってしまった。毎日新聞は比較的気骨があると感じていたため40年以上定期購読してきたが、今回のコロナ騒動で示したワクチン推しの姿勢を見ると、大きな失望を感じる(ワクチン推進の論調はこの記事だけではない)。「大本営発表」ばかりを報道し、なおかつそれを押し付けるような態度は、ジャーナリズムとして恥ずべきである。いやしくもジャーナリズムを名乗るのであれば、「権威」に頼らず、自分の頭で考えた上で、自身の主張を展開してほしいものである。ジャーナリズムまで思考停止に陥ってしまったら存在意義がなくなるよ。

参考:
竹林軒出張所『ワクチン幻想の危機(本)』
竹林軒出張所『コロナパンデミックは、本当か?(本)』
竹林軒出張所『PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない(本)』
竹林軒出張所『新型コロナとPCR検査の真相(本)』
竹林軒出張所『コロナ自粛の大罪(本)』
竹林軒出張所『コロナ禍の9割は情報災害(本)』
竹林軒出張所『イベルメクチン(本)』
竹林軒出張所『新型コロナとワクチンのひみつ(本)』
竹林軒出張所『新型コロナワクチン 副作用が出る人、出ない人(本)』
竹林軒出張所『薬害「コロナワクチン後遺症」(本)』
竹林軒出張所『大丈夫か、新型ワクチン(本)』
竹林軒出張所『私たちは売りたくない!(本)』
竹林軒出張所『ワクチン副作用の恐怖(本)』
竹林軒出張所『新型コロナワクチン 誰も言えなかった真実(本)』
竹林軒出張所『新型コロナ考……または統計の読み方』
竹林軒出張所『チョコレートで痩せる?(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『さらば毎日新聞 ささやかな抵抗』

by chikurinken | 2022-05-18 07:11
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