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竹林軒出張所

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『新型コロナワクチン 誰も言えなかった真実』(本)

新型コロナワクチン 誰も言えなかった「真実」
鳥集徹編
宝島社新書

立て続けに出しゃ良いってもんじゃない

『新型コロナワクチン 誰も言えなかった真実』(本)_b0189364_14562095.jpg 同じ編者、出版社から出された『コロナ自粛の大罪』の続編みたいな本。あの本と同様、全編ほぼインタビューで構成されている。
 インタビューの対象は、長尾和宏(長尾クリニック院長)、宮沢孝幸(京都大ウイルス・再生医科学研究所准教授)、いしいじんぺい(救急病院勤務)、鈴村康(医師)、森田洋之(南日本ヘルスリサーチラボ代表)の4人で、前著同様、コロナワクチンの問題点を指摘している。このうち、長尾氏と森田氏は前著と共通で、主張も概ね同じ。それにプラスして現在の状況を盛り込むという内容で、それなりに読みどころはある。宮沢氏は、ウイルス学の立場からコロナ禍に迫るが、内容が専門的過ぎてわかりづらい。もう少し解説が欲しいところで、それを考えるとインタビューとしてはあまり成功しているとは言えない。
 また、いしい氏と鈴村氏には大いに疑問符がつく。いしい氏などは陰謀論を持ち出すし、鈴村氏の方は、仮定だらけの統計情報を持ち出すしで、読んでいてあほくさくなった。ネットで何か書いていた人らしく、それで、鳥集が目をつけたらしい。インタビュー対象のラインナップという点で、前著より格段にグレードが落ちているという印象である。
 この本で、目新しい情報といえば、ワクチン禍で死亡事例が出ても厚労省に報告されないケースがかなりあるという事実で、いしい氏も、報告しようとしたが圧力を受けて報告できなかったと言っている。周辺でも報告されていないケースがいくつかあったとも言う。さらに、コロナ死として報告されていたケースも、実際はそのうちのかなりの数が新型コロナウイルスとは関係なかったという話も興味深い。このように、それなりに得られる情報もあったが、全体としてはあまり読むに値しない本だと感じる。今回僕は発売と同時に購入してしまったんだが、失敗だった。
★★★

参考:
竹林軒出張所『コロナ自粛の大罪(本)』
竹林軒出張所『医療ムラの不都合な真実(本)』
竹林軒出張所『コロナワクチン失敗の本質(本)』
竹林軒出張所『医者が飲まない薬(本)』
竹林軒出張所『コロナ利権の真相(本)』
竹林軒出張所『薬害「コロナワクチン後遺症」(本)』
竹林軒出張所『コロナワクチン 私たちは騙された(本)』
竹林軒出張所『新型コロナワクチンの光と影(本)』
竹林軒出張所『子どもへのワクチン接種を考える(本)』
竹林軒出張所『コロナ禍の9割は情報災害(本)』
竹林軒出張所『コロナパンデミックは、本当か?(本)』
竹林軒出張所『京大 おどろきのウイルス学講義(本)』
竹林軒出張所『ウイルス学者の責任(本)』
竹林軒出張所『大丈夫か、新型ワクチン(本)』
竹林軒出張所『新型コロナワクチン 副作用が出る人、出ない人(本)』
竹林軒出張所『新型コロナとワクチンのひみつ(本)』
竹林軒出張所『PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない(本)』
竹林軒出張所『新型コロナとPCR検査の真相(本)』
竹林軒出張所『新型コロナ考……または統計の読み方』

by chikurinken | 2021-12-20 07:55 |
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