ブログトップ | ログイン

竹林軒出張所

chikrinken.exblog.jp

『大丈夫か、新型ワクチン』(本)

大丈夫か、新型ワクチン
見えてきたコロナワクチンの実態

岡田正彦著
花伝社

mRNAの仕組みやコロナワクチンの
解説がある第一部のみが読みどころ


『大丈夫か、新型ワクチン』(本)_b0189364_17113950.jpg 著者はmRNAの研究者で名前のある医師、つまり立場的には「権威筋」の医学者である。新型コロナワクチンの問題点を指摘している本は、どちらかと言うと在野の医師が出しているものが多いため、その点、少し意外である。
 内容は、研究者らしく、mRNAの仕組みの他、ファイザーやアストラゼネカのコロナワクチンがどのように働くかについて詳細に説明しており、その構造がよくわかるようになっている。その上で、コロナワクチンによって、免疫障害や血管障害が起こりやすくなることについて述べている。同時に、このような副作用については現時点ではまだ未知数であり、将来的に大変な問題を起こす可能性があるため、早急なワクチン接種に反対という立場をとっている。これが第一部。
 このあたりはなかなか良い感じでスタートするんだが、第二部と第三部が少々陳腐なのが残念。第二部は、著者のホームページに寄せられた「素朴な疑問」に対するQ&A形式での回答というもので、これはおそらく「著者のホームページ」の記事をそのまま流用したのではないかと思われる。また第三部は、医療ジャーナリストの鳥集徹(『コロナ自粛の大罪』の編者)との対談で、対談であることもあり、内容が薄めであることは否めない。
 第一部から第三部までで140ページほど(字体は12ポイントぐらい)と、情報量が非常に少ないため、内容だけでなく、その点でもこの本自体に少々安直さを感じる。読むのに値するのは第一部のみかなという印象で、そういうことを考え合わせると、購入せず図書館で借りれば十分という、そういう類の本と言うことができる。
★★★

参考:
竹林軒出張所『コロナ自粛の大罪(本)』
竹林軒出張所『医療ムラの不都合な真実(本)』
竹林軒出張所『コロナ利権の真相(本)』
竹林軒出張所『新型コロナワクチン 副作用が出る人、出ない人(本)』
竹林軒出張所『新型コロナとワクチンのひみつ(本)』
竹林軒出張所『薬害「コロナワクチン後遺症」(本)』
竹林軒出張所『新型コロナワクチンの光と影(本)』
竹林軒出張所『コロナパンデミックは、本当か?(本)』
竹林軒出張所『コロナ禍の9割は情報災害(本)』
竹林軒出張所『子どもへのワクチン接種を考える(本)』
竹林軒出張所『私たちは売りたくない!(本)』
竹林軒出張所『イベルメクチン(本)』
竹林軒出張所『ワクチン幻想の危機(本)』
竹林軒出張所『PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない(本)』
竹林軒出張所『新型コロナとPCR検査の真相(本)』
竹林軒出張所『新型コロナ考……または統計の読み方』
竹林軒出張所『ワクチン神話捏造の歴史(本)』

by chikurinken | 2021-10-25 07:11 |
<< 『やはり死ぬのは、がんでよかっ... 『コロナのウソとワクチンの真実... >>