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竹林軒出張所

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『新型コロナワクチン 副作用が出る人、出ない人』(本)

新型コロナワクチン 副作用が出る人、出ない人
近藤誠著
小学館

『新型コロナとワクチンのひみつ』バージョン2

『新型コロナワクチン 副作用が出る人、出ない人』(本)_b0189364_09384537.jpg 近藤誠の新型コロナ禍についての本といえば、先日紹介した『新型コロナとワクチンのひみつ』を思い出すが、この本についても、内容はあの本とかなり重複している。というより前半部は、語られている内容はほとんど一緒。著者も、それを意識してか、Q&A形式を多用するなどの工夫を見せている。僕は両方買ったが、どちらか一冊で十分ではないかと思う。
 この本の最大の特徴は、『新型コロナとワクチンのひみつ』発刊以後のコロナ禍が扱われていること(第6章「ワクチン接種後の死亡例と副作用」と第7章「日本人の副作用死の実情」)で、ワクチン接種が原因と思われる死亡者(接種後数週間以内に突然死した人。厚労省内に設置されている審議会は接種と死との因果関係を認めていない〈といっても基本的に彼らは一切認めることはない〉)の状況が報告されている。こういうデータについてはもっと知りたいのだが、僕などはなかなか見つけることができないため、これだけでもこの本は非常に有用であると断言できる。
 本書の原稿執筆が終わった時点(21年5月)での死亡者(おそらく大半は副作用死)数が85人で、本書印刷前の段階(21年6月9日)ではこれが196人まで増えている。著者は50万人に3人の割合と控え目に見積もっているが、実際は5万人に1人くらいの計算になるのではないかと僕は考える。なお、この数字は死亡者だけであるため、その他の免疫疾患などを含めると、この数倍は被害者が出ているんではないかと考えられる(これについては本書では明確な言及はない)。一方で、若い世代のコロナ感染死は非常に少ない。著者は、コロナ感染死の多くは、コロナに感染していなくても別の病気で亡くなっている可能性の高い老齢の人々と考えているようで(いわば「日和見感染」に近い)、それを考えると、少なくとも若い世代にとっては、ワクチン接種の方がはるかに危険と考えることができる。なんせ前日まで元気だった人が、ワクチン接種後突然死するんだから。しかも任意接種である上、厚労省が因果関係を決して認めないため、ワクチン禍に対する補償なども得られない可能性が高い。これが薬害でなくて何だろう。
 こういうことは、一般のマスコミではあまり報道されていないため、ワクチン接種を検討している人は、ぜひこういう本にも接しておくべきだと思う。データを集めて自分の頭で考えれば、おのずから行動は決まってくるだろう。
(その後、国内のワクチン接種後の死亡者数は増え、8月20日までに死亡事例が1093例あったことが判明している〈ただし厚労省は因果関係を認めていない〉。こうなるともう完全に薬害!)
★★★☆

参考:
竹林軒出張所『新型コロナとワクチンのひみつ(本)』
竹林軒出張所『コロナ自粛の大罪(本)』
竹林軒出張所『コロナのウソとワクチンの真実(本)』
竹林軒出張所『薬害「コロナワクチン後遺症」(本)』
竹林軒出張所『新型コロナワクチンの光と影(本)』
竹林軒出張所『「副作用死」ゼロの真実(本)』
竹林軒出張所『コロナ利権の真相(本)』
竹林軒出張所『コロナワクチン その不都合な真実(本)』
竹林軒出張所『コロナパンデミックは、本当か?(本)』
竹林軒出張所『コロナ禍の9割は情報災害(本)』
竹林軒出張所『子どもへのワクチン接種を考える(本)』
竹林軒出張所『イベルメクチン(本)』
竹林軒出張所『ワクチン神話捏造の歴史(本)』
竹林軒出張所『ワクチン幻想の危機(本)』
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竹林軒出張所『新型コロナ考……または統計の読み方』
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by chikurinken | 2021-09-10 07:38 |
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