桜が満開、春爛漫であるにもかかわらず、街は人通りが少なく、ある意味、僕にとっては快適なんだが、新型コロナ禍については、ちょっと度が過ぎているんではないかと感じる。

そもそも新型コロナ、それほど恐怖する病気なのか。死亡率は、国によっても異なる(イタリア、スペイン、フランスは異常に高い)が、2パーセント前後というところが妥当な線のように思える。(11%とされている)フランスの事情はよく知らないが、(12%とされている)イタリアと(10%とされている)スペインが、コロナに対する過剰な対応によってもたらされた医療崩壊のせいであることは推測できる。ドイツは1.5%前後で、検査が多いため感染者数が多く致死率が低いらしいが、そうすると、検査でしか判明しない無症状の感染者が結構な数存在することが容易に想像できる。とすると、感染者の母数がはるかに多くなるため、すべての国で死亡率が著しく低下することだって十分考えられる。
この新型コロナ、死亡率が高いエボラ出血熱や天然痘などと比べてもはるかに軽症で、しかも死亡率も低いとすれば、むしろインフルエンザなどと比較して考えるべきである。実際、インフルエンザの死亡者数は、日本でも2018年、19年に3000人を越えており、米国ではCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の推計で数万人(2018年に6万人超、2019年に3万人超)に及ぶ。インフルエンザに感染した人々について追跡調査した統計は過去になさそうなんで、今回の新型コロナみたいに追跡調査した場合、感染者数や死亡率がどの程度の値になるかはわからないが、インフルエンザの方が新型コロナの感染力より高い(と思われる)ことから、感染者数についてはおそらく相当上回ることが容易に予測できる。

感染力も死亡数もインフルエンザより小さいのであれば、現在の状況は明らかに過剰な反応である。もう少し自分の頭で考えて冷静に構えたらどうだと思うが如何。
もちろん感染症であれば、人の多いところで感染しやすいのは明らかで、好き好んで人混みに入るのは少々愚かだとは思う。ただ小中学校を全国的に休みにするよりも、都市の満員電車を何とかすることの方が当初の最優先事項ではなかったかとも思う。僕も東京に住んでいたとき、(おそらく)満員電車でひどいインフルエンザに感染したことがあるが、あれは言ってみれば感染症の培養実験みたいなものである。今の政権を見ていると、案の定というか、アリバイ作りのようなトンチンカンな政策ばかり打っているが、せめてあの人たちに対して「バカめ」と思うぐらいの感性は担保しておきたいものである。400億円かけて布製マスクを配布するなんて、歴史に残る珍政策である。今回のようなパニック状態になると、社会的弱者(たとえば感染者)に対し、(政府側の意図に従った)正論を振りかざして、他者への共感を欠いた非難を展開する人々、ひどいのになると苦情の電話を入れたりする愚か者が出てくるが、そういう「パニック行動」の感染の方が、新型ウイルス感染よりよほど重篤な症状である。もう少し冷静に考えたらどうだと言いたい。
今やインターネットで簡単に情報やデータが手に入る時代である。自分でデータを手に入れて、自分の頭で分析すれば、くだらないパニックに陥らずに済む。リテラシーをしっかり養って、無根拠かつ有害な扇動情報に踊らされないようにしたいものである。
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参考:
竹林軒出張所『新型コロナ騒ぎは総括が必要』竹林軒出張所『新型コロナとワクチンのひみつ(本)』竹林軒出張所『新型コロナワクチン 副作用が出る人、出ない人(本)』竹林軒出張所『コロナパンデミックは、本当か?(本)』竹林軒出張所『コロナ自粛の大罪(本)』竹林軒出張所『コロナ禍の9割は情報災害(本)』竹林軒出張所『ワクチン副作用の恐怖(本)』竹林軒出張所『私たちは売りたくない!(本)』竹林軒出張所『イベルメクチン(本)』竹林軒出張所『ワクチン幻想の危機(本)』竹林軒出張所『PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない(本)』竹林軒出張所『新型コロナとPCR検査の真相(本)』毎日新聞「新型肺炎「少し重いインフル」 現場医師の声」毎日新聞「コロナ禍に思う 政府批判が自己防衛になる」