不登校の17歳。出席日数ギリギリ日記
青木光恵著
メディアファクトリー
『中学なんていらない』高校篇 『中学なんていらない』の続編で、高校篇。
進学した公立高校は、思っていた以上にひどく、むすめの「ちゅんこ」も学校から次第に足が遠のく。親である著者は、すわまた不登校かと怯えるが、娘はしっかり成長したのか、適当に休みを取りながら、しかもバイトもしながら、無事に卒業。大学に進学するというはこびになった。メデタシメデタシという結末。
今回は不登校云々というよりも(多少不登校気味ではあるが)、教育ローンとか奨学金とか、進学に当たっての金銭面の話が多かった。そのためもあって、情報としての目新しさはほとんどない。不登校の体験談を期待して読むと、落胆すること請け合いである。
なおこちらも、前作と同様情報量が少なく、30分程度で読み終わることができる。
★★★参考:
竹林軒出張所『中学なんていらない(本)』竹林軒出張所『学校に行かなくなった日(本)』竹林軒出張所『不登校は1日3分の働きかけで99%解決する(本)』竹林軒出張所『高校中退(本)』竹林軒出張所『学校って何だろう(本)』竹林軒出張所『子どもの夜ふかし 脳への脅威(本)』