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竹林軒出張所

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『カラーでよみがえるパリ』(ドキュメンタリー)

カラーでよみがえるパリ 〜ベルエポック 1900〜
(2018年・仏Compagnie des Phares et Balises)
NHK-BS1 BS世界のドキュメンタリー

近代パリという切り口に無理があったか

b0189364_19564685.jpg モノクロ映像にカラー化を施すという企画は世界中で進行しているようで、相当なモノクロ映像がカラー化されてきている。モノクロ映像をカラー化すると多くの場合臨場感が各段に向上するもので、色が付くだけでこんなに違うのかと思わせられることも多い。今回は、20世紀初頭のパリ、つまり華やかなベルエポックの時代の映像をカラー化したというもので、「ベルエポックのカラー化」という話を聞くと、思わず大きな期待を抱いてしまう。
 ただ映像自体は、竹林軒出張所『映像の世紀 第1集〜第4集(ドキュメンタリー)』などのドキュメンタリーですでに紹介されているものが多く、あまり目新しさはない。1900年のパリ万博やリュミエール兄弟の映画などは、本来は珍しい映像かも知れないが、個人的にはすでに何度も目にしているもので、カラー化されたと言ってもそれほど感慨は湧かない。むしろパリの街中の日常の様子の方に目を引かれて、そちらの方に興味を持った。ただし全体的な見せ方に工夫があまりないせいか、途中でかなり眠くなってしまった。
 対象がベルエポックの平和な時代であるためか、あるいは僕にあまり当時の知識がないためかはわからないが、先ほども言ったように、当時の風俗以外は、映像自体にあまり面白さを感じられなかった。もしかしたら「近代のパリ」という切り口に無理があったのかも知れないが、街の風俗のカラー化映像が非常に魅力的だっただけに(こういった風俗を中心に押しまくるとか)もう少し見せ方を工夫すると、もっと面白い作品になったのではないかという気もする。少々残念。
★★★

参考:
竹林軒出張所『映像の世紀 第1集〜第4集(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『カラーでよみがえる第一次世界大戦(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『ヒトラー 権力掌握への道(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『カラーでよみがえる東京(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『カラーでみる太平洋戦争(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『カラーでよみがえるアメリカ 1、2(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『カラーでよみがえるアメリカ 3、4、5(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『カラーで見る 独裁者スターリン(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『よみがえる“ワルシャワ蜂起”(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『色づくQ』
竹林軒出張所『地獄門 デジタル・リマスター版(映画)』

by chikurinken | 2019-05-14 07:26 | ドキュメンタリー
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