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竹林軒出張所

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『The Making of Sgt. Pepper』(ドキュメンタリー)

The Making of Sgt. Pepper(1992年・英)
監督:アラン・ベンソン
出演:ジョージ・マーティン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター(ドキュメンタリー)

『サージェント・ペパー』の偉大さを体感

b0189364_16164902.jpg ザ・ビートルズの歴史的アルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)』について解説するドキュメンタリー番組。こちらは、『サージェント・ペパー』のプロデューサー、ジョージ・マーティン自身が、このアルバムで生み出された音についていろいろと解説する。
 元々1992年に作られたドキュメンタリーで、言ってみれば『サージェント・ペパー ビートルズの音楽革命』のオリジナルである。したがってあのドキュメンタリーとも内容的には重複しているが、こちらはやはり何と言っても、ジョージ・マーティン自身が解説している上、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターも番組内でインタビューに応じており、当時の状況を振り返っているという点で、一級資料に相当すると言える。とは言えこのドキュメンタリー、実際にはあまり見る機会がないようだ。僕自身は今回、昨年発売された『サージェント・ペパー』の50周年記念エディションに収録されていたものを借りることができたのでたまたま見るチャンスがあったが、もう少し普通に見られるようにしてほしいと感じるような作品である。
 しかしこのドキュメンタリーを見ると、あらためて『サージェント・ペパー』の価値というものがわかる。当時こういった音楽は、少なくともポップスの世界では存在していなかったわけで、前衛音楽をポップスの世界にまで拡大したわけである。ジョージ・マーティンによると、発売前は、ファンの方が「新しさ」についてこれないんではないかと危惧したらしいが、すでに人気を誇っていたビートルズが久々に出したアルバムだったせいか、あるいは時代背景のせいか、ファンはしっかりとこの音楽を受け入れた。今聴くと新鮮味も「中くらい」ではあるが、それは他のアーティストがことごとく模倣して、それがスタンダードになったせいである。当時の状況について身をもって知っているわけではないため、実際のところはよくわからないが、おそらく相当なセンセーションだったのではないかとこのドキュメンタリーを見て感じた。
★★★☆

参考:
竹林軒出張所『サージェント・ペパー ビートルズの音楽革命(ドキュメンタリー)』

by chikurinken | 2018-03-18 07:17 | ドキュメンタリー
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