危険がいっぱい(1964年・仏)
監督:ルネ・クレマン
原作:デイ・キーン
脚本:ルネ・クレマン、パスカル・ジャルダン、チャールズ・ウィリアムズ
出演:アラン・ドロン、ジェーン・フォンダ、ローラ・オルブライト、アンドレ・オウマンスキー
邦題がなかなかいけてます 『太陽がいっぱい』のルネ・クレマンとアラン・ドロンのコンビによる犯罪映画。殺し屋に追われる色男、アラン・ドロンが、美女に匿われてあーだこーだというストーリー。
随分前にハードディスク・レコーダーに録画していたので今回見たが、なぜこの映画を録画していたのかも憶えておらず、案の定、個人的には、最初から最後まで取り立てて面白いと感じなかった。ルネ・クレマンの映画ということで録ったんだろうが、『太陽がいっぱい』ほどのスリリングさはない。
邦題の『危険がいっぱい』は『太陽がいっぱい』を連想させるが、原題はまったく別で「Les Felins」(猫)。『太陽がいっぱい』の2匹目のドジョウを狙って付けたタイトルかも知れないが、今となっては、これがルネ・クレマン/アラン・ドロンのコンビ作品であることを暗示する役割を果たしている。
あまり感じるところはなかったが、なんとなく
『砂の女』をイメージさせるストーリーではある。
★★★参考:
竹林軒出張所『太陽がいっぱい(映画)』竹林軒出張所『若者のすべて(映画)』竹林軒出張所『山猫(映画)』竹林軒出張所『地下室のメロディー(映画)』竹林軒出張所『暗黒街のふたり(映画)』竹林軒出張所『砂の女(映画)』