ブログトップ | ログイン

竹林軒出張所

chikrinken.exblog.jp

『モスラ対ゴジラ』(映画)

b0189364_7355845.jpgモスラ対ゴジラ(1964年・東宝)
監督:本多猪四郎
脚本:関沢新一
美術:北猛夫
特技監督:円谷英二
出演:宝田明、星由里子、小泉博、ザ・ピーナッツ、藤木悠、田島義文、佐原健二、田崎潤

演出に余裕を感じさせるが
それでも子ども向け映画である


 『ゴジラ』シリーズ第4作ということで、例によって日本(この映画では名古屋)に上陸するゴジラを撃退するというストーリー。撃退に一役買うのが、第1作のオクシジョンデストロイヤーに代わって、蛾の怪獣であるモスラということになる。
 第4作になってスタッフもこなれてきたせいか、セリフや演出が『ゴジラ』と比べて格段に良くなっており、特にシナリオがよくできていて、大人が楽しめる要素も随所に散りばめられている。とは言っても基本は子ども向けで、あちこちに安直な設定、構成が見受けられるのは致し方ないところか。
 特撮は、その後の『ウルトラマン』などでお馴染みの円谷風のもので、取り立ててどうと言うことはない。ただし最後の格闘シーンは、同じカットが何度も出て来たりして使い回しの箇所が多かった。同じカットが繰り返し使われると、B級アメリカン・ポルノみたいではなはだ白けてしまう。ま、確かに同じような情景が延々続くには続くんだが、クライマックスとは言え、そもそもそんなに格闘シーンを長々と繰り返す必要があるのか疑問が残るところ。
 キャストは、藤木悠のとぼけた記者と、田島義文の強欲さが秀逸。『ウルトラQ』で主演していた佐原健二が悪役で登場するのも面白い。また、宝田明が『ゴジラ』のときと違って随分自然な演技だったのも印象的である。ザ・ピーナッツは演技に歌に大活躍。小人の設定だが、モスラの頭の上に乗ると普通の人間と同じ大きさに見えるのはご愛敬。
★★★

参考:
竹林軒出張所『ゴジラ(映画)』
竹林軒出張所『音で怪獣を描いた男 〜ゴジラVS伊福部昭〜(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(映画)』
竹林軒出張所『マタンゴ(映画)』
竹林軒出張所『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦 ! 南海の大怪獣(映画)』
by chikurinken | 2014-09-08 07:37 | 映画
<< 朝倉理恵ファンに朗報! 『誰の... 『ゴジラ (54年版)』(映画) >>