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竹林軒出張所

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『舞踏会の手帖』(映画)

舞踏会の手帖(1937年・仏)
監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
脚本:アンリ・ジャンソン
出演:マリー・ベル、フランソワーズ・ロゼー、アリ・ボール、フェルナンデル、ルイ・ジューヴェ

名画だが……微妙……

b0189364_8211958.jpg 富豪と結婚してその夫と死に別れた30台の美女が、かつて舞踏会デビューのときに彼女に言い寄った男たちを20年ぶりに再訪するというストーリー。訪れる男は都合7人+1人で、オムニバスみたいな形式になっている。
 20年経てば男たちも随分変わっており、成功したり落ちぶれたりとまあいろいろである。当時の社会情勢を反映しているようでもあるが、正直あまり感じるところはなかった。一種の同窓会ドラマで、それ以上のものがあるのかは疑問。
 同窓会ドラマなんかを見たりすると、そう言えば自分の同級生(特に女性)たちはどうしてるだろうなどと考えるものだが、この映画のように金持ちになった昔の知り合いの女が突然自分のところに訪ねてくるという状況は、自分には置き換えたくない設定である。本当にこういう状況が起こったとしたら、そういう女の高慢さが鼻について、あまり愉快な気分にはならないんじゃないかと思う。映画を見ているときも、出てくる男たちのみじめさを感じる以上に、主人公の高慢な動機や態度に気分の悪さを感じる。正直言ってストーリーもさして面白いと思わなかった。また、この映画、見るのは二度目であったにもかかわらず、途中何度も眠気に襲われたことを付記しておく。
★★★

参考:
竹林軒出張所『にんじん(映画)』
竹林軒出張所『地の果てを行く(映画)』
竹林軒出張所『望郷(映画)』
by chikurinken | 2014-07-22 08:23 | 映画
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