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竹林軒出張所

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年頭の所感2014 〜五十にして老先を知る〜

 年頭の所感なんてものを書いてみようかと思ったが、あまり大したことが思い浮かばない。
 そう言えば去年の年初のあいさつで、ホームページ・リニューアルや美術品販売を宣言していたにもかかわらず、何もやっていないという現実がある。これは今年の課題として残されてしまった。思えば、こうして毎年毎年多くの課題が残され、国の借金のように膨大な量が僕の肩にのしかかっているのだ。もっともそのうちのいくつかはないことにできるという特性があって、半分以上は現在では雲散霧消している。この辺が借金と違うところである。
年頭の所感2014 〜五十にして老先を知る〜_b0189364_10111835.jpg もちろん、必要に迫られた事柄であれば、すぐにでもとりかからなければならない。だから切迫したことはそれなりにきちんと処理していることになる。だがしかし、そういう消極的な姿勢もそろそろ卒業していかなければならないと思う。なんせもう老い先がどのくらいあるかわからない年齢になってしまったのだ。孔子大先生は五十にして天命を知ったそうだが、こちらは五十にして老先を知った。あまり冴えない話ではあるが。

 ものが必要になれば、僕のようなものぐさ者でもしようがないからなんとか入手する。昨年は自転車を買ったが(竹林軒出張所『自転車を買う(その1)』参照)、これが思いの外快適で、結局1年間で3000キロ以上走った。自転車を買った直後に速度計兼距離計(いまはサイクルコンピュータというらしい)を取り付けたから距離が積算されてわかるようになっているのだ。ただし僕が買った安物のサイクルコンピュータだが、これがいけない。今こういったタイプの安物の品物はナイロンタイというプラスチックの結束線でハンドルに取り付ける形式になっているが、これがもう時間の経過に伴ってまったくバカになってしまうのだ。今やもうぶらんぶらんでハンドルにぶら下がっている状態である。なんでしっかりネジで固定する仕様にしないのかまったくわからない。実際メーター自体は今でも問題なく使えてるのに、こういう細部で手を抜くことで製品自体の価値を損なうことになってしまうのだから。こういった安直な方法を選択してしまうメーカーの姿勢に腹立たしさを感じてしまう一方で、今後は、1消費者としてもっと慎重に良いものを選ぶようにしなければならないとも思う。実はこういった商品、出始めの頃(20年以上前)に同じメーカーの製品を買ったことがあって、そのときは作りがしっかりしていたので、今回は特に注意することなく信用買いしてしまったのだった。一方で自転車用ポンチョ(竹林軒出張所『パンチョ de ポンチョ(ポンチョ試用記)』参照)は、値段は安かったにもかかわらずかなりの高得点だったことをここで表明しなければなるまい。さすがに強風時は怖さを感じることもある(強風時はセパレートのカッパを着用している)が、普通の雨であれば大きな傘をしているようなものでまったく問題を感じない。手放しの傘さし運転よりずっと楽でなおかつ安全だ。結果的に、自転車関連の買物は2勝1敗で、まあよしということになるかな。いずれにしても、ゴミのような商品が巷に多量に出回っている昨今、モノ選びには十分慎重にしなければならないとあらためて感じる。

 モノの選択については言うまでもないが、今年も(例年と同じく)いろいろ思うところがあって目標やテーマなどをいくつか決めている。もっとも、ここで表明すると、またまた年末に借金のように精神的な負債を増やす原因になるかもしれないのでここでは明らかにしない。それでも少しは感じるところがあって、少しずつでも前向きに取り組んで精神的な負債を解消していくようにしたいと思っている。
 このような決意をもって年頭の所感に変えさせていただきたいと、このように思うのであります。(パチパチパチパチ)

参考:
竹林軒出張所『自転車を買う(その1)』
竹林軒出張所『パンチョ de ポンチョ(ポンチョ試用記)』
by chikurinken | 2014-01-03 10:13 | 日常雑記
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