ブログトップ | ログイン

竹林軒出張所

chikrinken.exblog.jp

LED電球導入記……エコのためかエゴのためか

LED電球導入記……エコのためかエゴのためか_b0189364_7261967.jpg
 暑い日が続きますな。
 あんまり暑いんでデスクライトさえ点けられないありさまです。なんせ、仕事場には冷房なんか入ってないしね、うかつにデスクライトをオンにしようものなら、ただでさえ暑いのに電球から熱が放射されて体感温度が一層上がること間違いなし。それこそ我慢大会の様相を呈してきます。だからと言って、ライトを付けないとパソコンの画面の明るさで目が疲れてしまうんですな。困ったもんです。それでも温度が上がるよりマシということでライトを我慢していたわけです。
 ところが数日前にふと気が付きました。つまりマンガによく出てくるような「頭に電球がともった状態」を想像していただきたい。暑く感じるのは白熱電灯を使っているからで、今流行りのLEDにしてしまえば、少なくとも白熱電灯ほどの熱さはないのではないかと。LED自体は確か熱が出なかったような気がします。かつて電気少年だった私の記憶が正しければ、LEDが熱くなったことはなかったはず……。
 ということで、一応調べました。買う前に調べるのは消費者として当たり前です。とは言うものの、実は以前、電球型蛍光灯を買ったときに、白熱電灯との違いに落胆したことがあるのです。たとえば、蛍光灯は白熱電灯のようにすぐオンにならない。だから、頻繁かつ短時間だけオン/オフするような環境(廊下の照明とか)には合わないんですが、この事実は実際に取り付けてから初めて気付いたんですな。消費者としては失格です。それに明るさにも不満がありました。同じ轍を踏むことは避けたいものです。LED電球は値段も高いしね。
 で、ネットであれこれ調べたところ、やはり熱はほとんど出ないということがわかりました。発光体であるLED自体からは、やはり熱が出ないというのは確かなようです。実は、LED電球、LEDを灯すために電球の中に精密機器が入っているらしく、要は懐中電灯が電球の中に入っているようなもんなのかな……この辺、たとえが正確かどうかわかりませんが、その精密機器から熱が出るようなんですね。そのために放熱が必要(放熱しなければLED自体を痛めるらしい)で、そういうわけで銀色のスカートが放熱板代わりに電球に付いているということになります。だからLEDからは熱が出ませんが、LEDを保護するために、内部の精密機器から出る熱が放熱板を介して外部に放出されているということで、その結果、いくぶん熱は出ます。で、このどうしても必要な放熱スカートのために、光が遮られるという結果になるそうです。したがって、白熱電灯のように四方八方を照らすことができず、実質的に明るく照射できる範囲が下方向のみで(側面から見たときに)180゜以下になるということらしいのです。
 今回の目的はデスクライトで、上部を照らす必要がないためその点はまったく問題ないですが、やはり熱がちょっと気になる。放熱板が付いているというのもなんとなく心配なような……。なんせ机の上にあるパソコンも、夏場は終始ファンが回っているという有様で、手に熱がモワーッとわき上がってくるんですね。その上、上からも放熱板の熱がってことになると、結局点けないことになるかも知れない。もちろんLEDであれば、消費電力が少ないので長い目で見れば損はないのですが。値段も割に高いので、その辺が少し引っかかります。
 ま、しかし、迷ったときはとりあえずやってみる。ということで、昨日買ってきました、LED電球。先日Webで調べたところ、パナソニック、東芝、NECあたりだと問題ないが、安い輸入物は放熱対策が甘いためにすぐ壊れる可能性があるという話があった(事実かどうかわからない)ので、無難にパナの570ルーメンの電球を選びました(LDA7D-A1、約2,500円)。早速家に帰って取り付けてみると、熱についてはまったくと言っていいほど出ません(点灯中、電球の表面に触ることさえできる)。おかげで周囲が暑くても電球を点灯できるようになって、目の疲れが大幅に軽減されました。よかったよかった。それから明るさも文句なしです。ちなみにこれまで取り付けていたのは、白熱電灯だとばかり思っていたのですが、実は電球型蛍光灯でした。エコのために蛍光灯にしていたのでしょう……すっかり忘れてたけど。この電球型蛍光灯よりはるかに明るく感じますし、蛍光灯のようにスイッチオンしてからのタイムラグもありません。今のところ大満足です。電磁波もチェックしたかったけど、電磁波チェッカーが不調でできませんでした。理屈から考えると、蛍光灯ほどは出ないんじゃないかと思いますが、これについてはまたいずれ機会をあらためて調査したいと思っております。
by chikurinken | 2011-08-05 07:27 | モノ
<< 『福島原発事故はなぜ起きたか』(本) 『コミックストーリー 今昔物語... >>