夜のピクニック
(2006年・ムービーアイ)
監督:長澤雅彦
原作:恩田陸
脚本:長澤雅彦、三澤慶子
出演:多部未華子、石田卓也、郭智博、西原亜希、貫地谷しほり、柄本佑

ツマンネェーナーと思いながら見てました。ごめんなさい。僕とは波長が合わなかったようです。
「24時間80キロを1000人で歩く」というキャッチフレーズを見たとき、こういう展開ではないかと思った通りのストーリー(もちろん細かい設定までは予想できませんよ。あくまで大枠)で、面白味も意外性もなかったです。こういう展開に持っていってドラマチックにするのはちと無理があるというものです、やっぱり。
異常にお節介な周囲の面々も理解できません。どうしてこうタカコとニシワキ君に介入してくるのか(彼らが主人公だからか、それともストーリーが予定調和だからか)。
実は最初のシーンを見た時点で見るのをやめようかという気になったもののかろうじて思いとどまったんですが、まあ予想どおりの展開だったですねぇ。演出もセリフもさして面白味がなかったです、ハイ。最初の10分と最後の20分見れば十分というようなもの足りない映画でした。
名門進学高校がモデルのようですが、こういう学校生活がうらやましくはありますね。でも知人に聞かされる思い出話みたいで、あまり感じるところはありません。恩田陸の原作は「本屋大賞」受賞作だそうですが、もう「本屋大賞」信用しません。
追記:以前、北海道縦断マラソンのドキュメンタリーがあって(NHK
『北へ555キロ 〜日本最北端を目指したランナーたち〜』)、同じようにスタートからゴールまで追っていたが、あれは非常にドラマチックで面白かった。フィクションよりドキュメンタリーの方が感動的というのもいかがなものかと思う。
★★☆参考:
竹林軒出張所『コクリコ坂から(映画)』竹林軒出張所『おいしいコーヒーのいれ方Ⅰ(ラジオドラマ)』竹林軒出張所『北へ555キロ(ドキュメンタリー)』竹林軒出張所『店長がバカすぎて(本)』