えらいことになってきましたな。ニュース見るたびにドキドキですわ。こんなん「浅間山荘」以来ですわ。
ちょっと昔のこと思い出しました。あれは僕が高校生のときの春休みのことですわ。朝から『ルックルック』見てましたら、政治評論家が出ましてな、「だいたいやね、原発から出てくる放射能なんてたかが知れてる。太陽から届く放射能よりはるかに少ないんや」言うて原発擁護してましてん。僕なんかあほな高校生やったけども「あんたそら、普段は放射能あんまり出てこんかも知れへんけど、事故のときはどやねんな」てテレビにつっこんでましてん。その後会った同級生も同じようなこと言うてたんで、たぶん僕ら子どもでもわかるような詭弁やったんちゃうやろか。
なんぼ企業から金もろとる言うても、もうちっとうまいこと言わなあかんで、なあ社長さん。
いうことで、今日お届けする歌は、イマーノさんの『軽薄なジャーナリスト』です。どうぞ。
軽薄なジャーナリスト
(アルバム
『コブラの悩み』に収録)
歌:RCサクセション
作詞・作曲: 忌野清志郎
軽薄なジャーナリストにはなりたくない
軽薄なジャーナリストにはなりたくない
いくら落ちぶれてもなりたくない
軽薄なジャーナリストはTVにでて
軽薄な指示どおりに台本を読む
そしてギャラをもらって家族を養う
軽薄なジャーナリストはいい服を着て
何にも知らない人にうそをつく
そして安全なところからただ見ているだけ
軽薄なジャーナリズムには乗りたくない
軽薄なジャーナリズムはゴシップに飛び付き
適当に騒いでトンズラ決め込む
軽薄なTVディレクターにはなりたくない
軽薄な新聞記者にはなりたくない
薄汚ねえ企業では働きたくない
軽薄な人間にはなりたくない
軽薄な国民にはなりたくない
いくら落ちぶれてもなりたくない
軽薄なジャーナリズムにのるくらいなら
軽薄なヒロイズムに踊らされるくらいなら
そんな目にあうくらいならあの発電所の中で眠りたい