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竹林軒出張所

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『狼王ロボ』(映画)

狼王ロボ(1962年・米)
監督:ジェームズ・アルガー
原作:アーネスト・トムソン・シートン
脚本:ジェームズ・アルガー、ドワイト・ハウザー

 シートン動物記の1話、『狼王ロボ』をディズニーが映画化したドキュメンタリー・タッチの映画。ディズニー映画ということで子ども向けの映画なんだろうが、大人が見ても楽しめる上質の映画である。
 途中まで『わくわく動物ランド』風であるが、しかしああいった動物バラエティと違うのは、原作にあわせて映像を作っているという点で、要するに動物を役者として使っているわけだ。見ていて、どうやって撮影したんだろうと首をかしげるほどよくできている。ごくありふれたドキュメンタリーのように撮っているが、大変な労力が背後にあるんだろう。さすがディズニーとうならせるほどのデキである(でも、多くの動物を撮影中に殺しているんだろうな〜とも思う)。
 ストーリーはシートン動物記であることから、動物の視点による話で、したがって西部の男達も動物(つまり狼)の生活圏に侵入して追い立てるエイリアンとして描かれている。自然に根ざしながら家族を大事にする狼が、徐々に行き場を失い、あるものは殺されあるものは捕らえられといった具合に虐げられていく。先住民とイメージがシンクロするが、そのあたりもシートンは狙っているのだろうか。ロボの痛快な生き様はあっぱれである。おう、あっぱれやろう!(by 大沢親分) アッパレ、アッパレ!!
★★★☆

参考:
竹林軒出張所『ピノキオ(映画)』
竹林軒出張所『フラバー うっかり博士の大発明(映画)』
竹林軒出張所『アナと雪の女王(映画)』
by chikurinken | 2010-07-20 20:20 | 映画
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