先日見た
『冬の花火』、主題曲がなかなか味があって良い。
序奏に続いて、オーケストラをバックに笛の音(たぶんオカリナだと思う)がテーマを奏でる。その後、佐々木壮明という方の津軽三味線が入ってきて、オカリナと共演した後、ストリングスに移行する。続いて、オカリナのテーマ演奏とストリングス、最後に津軽三味線が入って余韻を残して終了。ドラマ同様、味わい深い。
だが、このテーマ曲がCD化されているという情報はなく、であるならば、昔のようにエアチェックするしかない。つまりテレビから録音して聴くしかないのである。既成のものが手に入らなければ自分でなんとかする。これジョーシキ。
というわけで、今回、テレビ放送されたものから音だけ抜き出して、iTunesに入れるという作業を行った。これまで何度かやっていたが、毎回手順をすっかり忘れている自分がいるわけで、いつもいつも手探りになってしまう。そういうこともあって、今回備忘録としてこの場で記録しておこうと思う。誰かの参考になるかも知れないし。
テレビの音声をiTunesに登録して聴く方法(MacOS X 10.6環境)
必要なハードウェア
DVD-RWに録画できるビデオデッキ。
スーパードライブが付いているmac
または
DVD-RWを読み込めるDVDドライブ(macに接続)。
必要なソフトウェア
Handbrake
MPEG Streamclip
(すべてフリーソフト)
ステップ1
ビデオデッキで録画します。デッキのハードディスクにいったん録画して、取り出す箇所の前後にチャプターを設定しておくと作業が楽になります(ハードディスク搭載のビデオデッキの場合)。これをDVD-RWにコピーします。DVD-Rでもかまいませんが、ここでは経済性を重視してDVD-RWを使います。
ステップ2
録画したDVD-RWを、スーパードライブ(またはmacに接続したDVDドライブ)に入れます。
ステップ3
Handbrakeを起動します。起動時にファイル選択画面が出るので、今入れたDVDを選択します。上にある「Source:」という項目で、「Title」や「Chapter」などを選択します。ステップ1でチャプターを設定していれば「Chapter」で必要な箇所だけ選択できます。「Output Setings」の「Format」で「MP4 file」を選択します。また必要であれば、中央部の「Audio & Subtitles」タブでコーデックなどを選択します。その他、出力ファイルのファイル名、ロケーションなども確認しておきます(ここではデフォルトの「DVD_VIDEO_RECORDER.m4v」というファイル名を使用)。設定ができたら、一番上の「Start」ボタンをクリックします。
これで、所定の箇所がMP4形式のビデオファイルで書き出されます(変換時、一番下にプログレスバーが表示される)。終了したらダイアログが表示されます。
Handbrakeの使い方がわからない方は、Handbrakeのドキュメントファイルなどを参照してください。
ステップ4
DVD_VIDEO_RECORDER.m4vという名前(名前はステップ3で指定したものに準じる)のファイルが所定のロケーションに作成されます。
次にMPEG Streamclipを起動し、表示される中央のウィンドウに、このファイル(DVD_VIDEO_RECORDER.m4v)をドラッグアンドドロップします。この操作により、ウィンドウにビデオ画面が現れ、試聴可能な状態になります。
ここで「File」メニューから「Export Audio」を選択します。このとき、フォーマットやサンプリングレートを選択するよう求めるダイアログが表示されます。「Format」リストから「MP4 AAC」を選択します。後はお好みに合わせて選択してください。「OK」ボタンをクリックし、ファイル名(ここでは「test」とする)を指定すると、AACへの変換が始まります。
ステップ5
変換が終わると、指定したロケーションにtest.m4aが作成されます。あとは(適当な場所に配置してから)iTunesにドラッグするだけです。
できあがりの図。TVドラマ部門がなかなか充実してきました。
(クリックで拡大します)