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竹林軒出張所

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「文章のプロ」による教訓

 「文章のプロ」が面白いブログを書く方法について教授するという本を図書館で借りて読んだ。借りて読んだ上、最終的にはとばし読みになった。そんなわけで、ここでタイトルを挙げてああだこうだいうのはどうかと思うので、タイトルは伏せさせていただきます。
 さて、この本だが、冒頭から自分が「文章のプロ」だということを強調している(なんでも小論文を教えているらしい)。そんでもって、こういう文章を書けば良いという例を自らの文章で示している。
「文章のプロ」による教訓_b0189364_1942223.jpg でもこういうやり方は、大体において反感を買うのではないだろうか。自分の文章が一流であると言わんばかりにハードルを高くしといて、自分の文章を示す。読者がこれをどう受け止めるか……もちろん人によって違うだろうが、一般的にあまり好意的には受け取られないんじゃないだろうか。「これだけ自慢しといてこの程度か」と思うのが普通ではないかと思う。僕もそうだったが。まあ、たしかにわかりやすい文章ではあるが、美文ではないし、単純で奥行きも感じられない。ハードルを高くしていなければ、こちらの感じ方も少しは違ったんじゃないかと思う。もう少し謙虚さを表に出すべきではなかったか。
 僕のブログでも、書いているうちについつい自慢になることが多く、気をつけなければいけないと思う。校正するときは、おおむね自慢になっている箇所を削除するところから始まる。文章というのは、自分を低い位置に持ってきて読んでもらうのが基本ではないかとあらためて感じる今日この頃……みなさん、いかがお過ごしですか。
 随分ひどい文章になってしまった。やはりとばし読みではなく、しっかり読むことが「良いブログ」につながるということなんだろう。読むこちら側にも謙虚さが必要だってことだろう。
 謙虚さが大事、自慢しない……こういうことを、この本の教訓として受け取ったのであった。
by chikurinken | 2009-08-15 19:05 | 日常雑記
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