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竹林軒出張所

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将棋中継の聞き手

 以前、将棋解説者の善し悪しが将棋中継の面白さの大部分を決めると書いたことがある(参照)が、同じく聞き手も重要である。ほとんどの場合、プロの女流棋士がこの役を務めることになるが、こちらも性格や将棋に対する熱意によって将棋中継が面白くなったり、今一つになったりする。もっとも解説する棋士との相性などもあり、一概にどの聞き手がすばらしいとは言えないかも知れないが(これは解説者の方にも当てはまる)。
b0189364_2037723.jpg 現在、NHK将棋トーナメントでは、矢内理絵子女王(この「女王」っていうタイトル名、何とかならんかね)が聞き手(本人は番組の最初に「司会」を名乗っている)を務めているが、さすがにタイトルホルダーだけのことはあり突っ込みが鋭く、その割におごった感じもなく、好感度が非常に高い。4月に中倉宏美女流二段から交代したのだが、矢内理絵子になるという話を聞いたときはゲーッと思ったものだ。それまで僕の中で非常にイメージが悪く、いつもムッとしている印象しかなかったためである。しかし将棋指しが対局中に怖い顔をするのは当然で、それまで対局でしか見たことがなかったため印象が悪かっただけなのだった。ときどき目にするきつそうな人が、話してみたら意外にいい人だったという感じである。
 NHK将棋トーナメントには、女流棋士が毎年一人参加するんだが、今年は矢内女王が予選を勝ち抜いて参加することになった。出場者が聞き手を務めているというわけで、当然出場する回は別の人が聞き手を務めるんだろうと思っていたところ、今週の放送ですでに矢内女王ではなく千葉涼子女流三段が出ていた。ちなみに矢内女王の対局は来週である。来週も千葉女流らしいから、もしかして将棋トーナメントは2回撮り?と勘ぐってしまう。
 そんなことはどうでも良い。で、以前の将棋解説者ベスト5と同じように、聞き手のベスト5も選んでみようと考えた。おそらく世界初の試みではないかと思う。対象となったのは、銀河戦中継(これがメイン)とNHK将棋トーナメント、囲碁将棋ジャーナル、さまざまなタイトル戦中継などである。

1. 矢内理絵子女王
2. 山口恵梨子女流一級
3. 鈴木環那女流初段
4. 貞升南女流一級
5. 本田小百合女流二段

 将棋ファンでもあまり知らないような名前が出ているが、そこはそれ。
 意外なのは2位に入れた山口恵梨子で、銀河戦で2回見ただけなんだが、18歳にして堂々としており、しかも熱心さ、真摯さがいかんなく伝わってきて、好感度ナンバーワンである。昨年度までNHKに出ていた中倉宏美さんも癒し系具合がとても心地良かったが、うまい聞き手の人がたくさんいたため外れてしまった。この分野、将棋解説者部門よりも激戦である。ベスト10をやっても良いくらいだ。
 このランキングも暫定ということで、今後更新する(かも知れない)。別にしなくても良いって? まあそう言わず……。

お花畑の女王様……

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参考:
竹林軒出張所『将棋の解説者』
竹林軒出張所『聖の青春(本)』
竹林軒出張所『聖 ― 天才・羽生が恐れた男 (1)〜(7)(本)』
竹林軒出張所『シリコンバレーから将棋を観る 羽生善治と現代(本)』
竹林軒出張所『運命の一手 渡辺竜王 VS 人工知能・ボナンザ(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『棋士VS将棋ソフト 激闘5番勝負(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『藤井聡太 14才(ドキュメンタリー)』

by chikurinken | 2009-07-29 20:39 | 日常雑記
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