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竹林軒出張所

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矢野氏のガラス

 ギャラリーに行って美術作品を鑑賞するなどということはほとんどない。ましてや買おうという気になることは皆無である。そのため、ギャラリーに行くというということ自体、僕にとって相当な勇気がいる作業なのである。高価なものを売りつけられたりしないか、そこまではないとしても「素敵でしょう?」などと話しかけられたりしたらイヤだなと考えてしまう。
 顔見知りの矢野太昭氏が、倉敷の「工房Ikuko」というところで新作展をやるという。僕にとってかなり敷居が高そうなギャラリーで、どうしたものか考えたが、倉敷に行く用事があることだし、もらったハガキに載っていた作品写真に興味が湧いていたこともあり、思い切って突入することにした。ただし体当たりして作品を壊さないように配慮するのはむろんである。今回の作品は、壊れやすそうなものが特に多いし。

「矢野太昭新作展」
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 矢野太昭氏は、僕の行きつけの喫茶店のカウンターでよく見かけるお方で、いつもマスターとビンボー話をひょうひょうと繰り広げているイメージがある。
 氏のガラス作品を見るのは今回初めてであったが、正直、驚愕をおぼえずにいられなかった。「あの人がこれを!」(失礼)ってなもんである。細かく繊細であり、なおかつ大胆、作品からエネルギーがあふれ出ている。件のマスター氏がかつて、「ガラスでは日本のトップクラス」と僕に語ってくれたとき、内心「ほんまかいな」と思っていたが、実際に目にしてそれを実感した。
 「工房Ikuko」の店員さんも親切で、話しかけられたりすることもなく、ゆっくり鑑賞することができた。ちなみに昨日が最終日で、作品もかなり売れていたようだ。
by chikurinken | 2009-06-15 10:52 | 美術
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