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竹林軒出張所

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『やんごとなき読者』(本)

やんごとなき読者
アラン ベネット著、市川恵里訳
白水社

『やんごとなき読者』(本)_b0189364_16211823.jpg 小説はほとんど読まない(年に数冊程度)。何かめんどくさくてね。毎日新聞の書評でこの本が紹介されていて、てっきりノンフィクションかと思って図書館で借りたのだが、実は小説だったというわけ。
「エリザベス女王が読書に目覚めたらどうなるか」というイフもので、まわりの人間のドタバタをコミカルに描いている。中編でなかなか読みやすい。翻訳も良い(正直あまり印象がない、したがって良い翻訳)。
映像が目に浮かぶようでどこか映画的だと思ったら、作者は脚本家出身なんだそうだ。なるほどね。
そのうち映画化されるかも。
★★★

参考:
竹林軒出張所『千代田区一番一号のラビリンス(本)』

by chikurinken | 2009-06-03 12:11 |
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