ブログトップ | ログイン

竹林軒出張所

chikrinken.exblog.jp

タグ:絵画 ( 13 ) タグの人気記事

2012年お年賀

あけましておめでとうございます
b0189364_17481213.jpg
 明けましても 何も変らぬ 今朝の春
                 竹林軒
by chikurinken | 2012-01-01 17:49 | 歳時記

年賀状顛末

b0189364_1159057.jpg 早くから年賀状を準備していればいいものを、直前にならなければ手を付けないという相変わらずのずぼらな性格のため、今年も年賀状を送ったのが大晦日と来ている。
 今年の年賀状は、一昨年と同じタイプで行こうと早くから決めていた。つまり、ペン画を自宅のレーザー・プリンタでハガキ・サイズにコピーし、それに水彩で着彩する。そういう過程であるので都合2日もあれば完成と踏んでいた。そのためにワトソンのハガキ・サイズの用紙も買い込んで準備だけは早くから済んでいたのだ。ちなみにワトソンという紙は、比較的安価な水彩用紙で、必ずしもすばらしい仕上がりではないが一般向けの用紙である。年賀状には持ってこいだ。
 ところが実際にはコピーの段取りがうまくいかず、ワトソンの紙をすべて無駄にすることになった。他の紙が急遽必要になったが、ハガキ・サイズの用紙は手元になく、かといって年末で買いに行くわけにも行かず、結局手持ちの用紙の中からケント紙(安価だが水彩に不向き)、アルシュ・アクアレル185g(そこそこの値段で水彩に適)、アルシュ・ブロック300g(非常に高価で水彩に最適)をハガキ・サイズに切って流用することにした。だが結局、こういう用途では必ずしも値段が結果に反映されるわけではなく、出来映えから見ると

  アルシュ・アクアレル185g > ケント紙 > アルシュ300g > ワトソン223g

という結果になってしまったのである。アルシュは、よくよく考えるとものすごくもったいないことをしたものだ。
 また完成作の年賀状を見ても、初期の意図通りにはいっておらず、なんとももの足りない絵になってしまった。デューラーの「野兎」というよりもやまだ紫の「性悪猫」に近い。
 要は、年末のぎりぎり(締め切り間近)になって作業しても、トラブルに対処しにくくなったりして、結局はうまくいかないということだ。余裕を持って作業するのが一番ということで、この教訓を今年の教訓第1号にしようと肝に銘じたところである。
by chikurinken | 2011-01-02 12:00 | 日常雑記

2011年お年賀

あけましておめでとうございます
b0189364_939663.jpg
 満開の願ひもむなし 今朝の春
              竹林軒
by chikurinken | 2011-01-01 09:39 | 歳時記

切り絵をやってみたという話

 切り絵を銅版画にして、木版画やリノカットのような効果を出せないものだろうかと以前から考えていたんだが、先日重い腰を上げてついに試すことにした。
b0189364_20152128.jpg とは言え、今まで切り絵なんかやったことがなかったので、まず切り絵をやってみるところから始めなければならない。参考書は、小宮山逢邦という人の『切り絵のこころ』という本である。大分前に買った本で、基本的には画集なんだが、切り絵のやり方も懇切丁寧に説明している。巻末には、すぐに手を付けられるように、切ればすぐできるという状態で切り絵の原画が掲載されている。とりあえず、これに挑むことにする。カッターなんかの道具は画材屋さんですでに購入済みである。
 最初は少しばかり時間がかかったが、まあ無難にできた(上の写真の「エビ」)。ちょっと見ではなかなかのものである。もちろん本人はこれがひどいデキであることを知っているのだが(ちょっと見は良いけれどよく見るとだめなんです……)、ま最初だからこんなものだろうと思い込むことにする。少しこなれてきたので他のもやってみることにした(上の写真の「小鉢」)。最初は1枚2時間ぐらいかかったが、1時間ぐらいで切り終わるようになった。
b0189364_2013574.jpg さっそくこれを使って銅版画を……ということになるんだが、人の絵を銅版画にしてみてもつまらないし、オリジナルの絵でやってみようかと、何やら野心がムクムクと首をもたげてきた。もっとも、現状では銅版画にすることが可能かどうかも不明なんだが、万一成功したときに人の絵だと何にもならないという気もするのだ。というわけで、以前銅版画用に描いた下絵を使って切り絵に挑戦することにした。少し時間がかかったが、ま、なんとかそれなりのものができた(右図)。
 切り絵をやってみてわかったんだが、切り絵は絵心のない人がやっても、意外にそこそこのものができる。白黒のメリハリが詩的であるため、絵が多少歪んだりしても味になる。絵心はないけど、なんか絵でも描いてみたい、細かい作業は苦にならない……という人には持ってこいだと思う。
 ということで、いよいよ銅版画に転写するという作業にかかる。が、それはまた別の話。機会があればまた続きを書くことにする。
(続くかも知れない)

by chikurinken | 2010-04-20 20:16 | 美術

お年賀

あけましておめでとうございます
b0189364_10174182.jpg
 ふさふさも中位なり おらが春
              竹林軒
by chikurinken | 2010-01-01 10:18 | 歳時記

ペン(万年筆)で描く……ふたたび

 ペン(万年筆)で描く場合、通常鉛筆で下書きなどしないため、形が狂えば修正がきかない。そんなわけで多少いびつになることも多いが、それでもハッチング(線による陰影表現)などが良い感じで仕上がると、それはそれで味が出るものだ。鉛筆で下書きすると、そこそこしっかりした形は維持できるが、いきなりペンで描いたときのようなアドリブの面白さがなく、なんとなく萎縮した絵になってしまうので、どちらをとるかという、一種のトレードオフになってしまう。それにいきなりペンで描くときの緊張感はなかなか良いものだ。銀塩カメラのシャッターを切る瞬間に通じるものがある。

例:顔が異様に長すぎるが、それはそれで味がある(ペン)。
b0189364_14285310.jpg


似てはいるが形が崩れたヘプバーン(ペン)。
b0189364_14303025.jpg


鉛筆で描けばこのくらいのものになる。カーシュの写真が元図(鉛筆)。
b0189364_143165.jpg


デッサンも表現もうまくいった数少ない例(ペン)。
b0189364_14311863.jpg

by chikurinken | 2009-12-23 14:36 | 美術

万年筆画……

b0189364_1153385.jpg

 丸善にセーラーのプロフィットという万年筆が展示されていて、書き味がとても良いので以前から目をつけていた。で、とうとう先日、このプロフィット万年筆(細字)(参考:Amazonリンク)を買い求めることができた。万年筆はすでに1本持っているので、今回のプロフィット万年筆は純粋に絵画用である。
 万年筆画……カッゴよぐね?(「赤いプルトニウム」風)
 そういうわけで万年筆で絵を描くという企画である。最初は随分戸惑ったが、使っているうちに大分慣れてきた。だが逆に鉛筆の感じが遠ざかって鉛筆が使いにくくなった。万年筆以外にもいろいろペンを使ったが、やはり力の入れようなんかが違ってて少々勝手が違う。現在、僕の手は万年筆用にカスタマイズされてきている……

ジャズマン1
b0189364_10575995.jpg

ジャズマン2
b0189364_10581581.jpg

女性……なんだか新聞の挿絵みたいになった
b0189364_1122583.jpg

by chikurinken | 2009-12-08 11:10 | 美術

三遊亭円楽の肖像

b0189364_9213210.jpg 25年ほど前にスケッチした三遊亭円楽の肖像。高座に出ているのを見ながらいたずら書きしたもの(裏には小文枝師匠の絵がある)だが、良くできていたので今でも手元に置いている。
 落語を聴き始めた初期の頃(35年ほど前)、円楽の「死神」を聴いて大変感銘を受けた記憶がある。その後この「死神」が(円楽の師匠の)三遊亭円生ゆずりであることがわかったので、もっぱらそれ以降は円生のものしか聴いていないが、ともかく僕の落語の入口になった人である。その後何度か高座をテレビで見ているが、最初のような感動はなくなってきた。こちらの目が肥えてきたこともあるのかも知れないが、やはり、(落語については)この25年前くらいが絶頂ではなかったかと思う。どうも笑点の人になってしまったふしがある。笑点の大喜利はつまらないので一切見ないが、ともかく僕の落語の入口になった人なんである、円楽という人は。

 この肖像も、銅版画を始めた頃に版画にしてみようと思っていたがそのままになっている。三遊亭円楽の訃報を聞いてこのことを思い出し、引っ張り出してきた次第。

 三遊亭円楽師匠のご冥福をお祈りいたします。合掌。
by chikurinken | 2009-10-31 09:25 | 美術

ヌード・クロッキー

b0189364_12181341.jpg 先日、ヌード・クロッキー会に参加してきた。クロッキーというのは速写という意味だそうで、短時間で対象を描画することである。「クロッキー」ということばを使ってネットで画像検索すると、いろいろな作品が表示される。やはりよくできたものは人に見せたいということか。
 かつてやたら人物デッサンをやりたくなった時期があって、あちこちでデッサン会みたいなものがないか探していたのだが、なかなか見つからなかった(東京や大阪だといくらでもあるんだろうが)。で、なかばあきらめていたんだが、いつも出入りしている美術館で、半年に1回ずつヌード・デッサン会(厳密にはクロッキーの会だが)が行われていることが分かって、前回から参加しているというわけだ。個人的にはヌードでなくても良いんだがね……いや、ホント。
 前回、たかだかヌードとたかをくくっていたこともあって、あえなく撃沈。あまりの口惜しさに、その後しばらくヌードばかり練習していた。今回は、その轍を踏むことのないよう、何度も練習を積んでからクロッキー会に臨んだのだった。
 今回は、10分のポーズを6回、その後40分のポーズ、20分のポーズを2回というメニューだった(間に適宜休憩が入る)。前回は10分と40分だけだったが、10分のクロッキーと言えばしょせん練習のための描画という感じで、なんだかもの足りない。というわけで、今回20分のポーズを入れてくれるよう僕からお願いしたんである。
 さて、いざモデルさんが入場してくると、室内に緊張が走る。やがて時間になり、ガウンのような簡素な服をはらりと脱ぐ。室内の緊張感がピークに達する瞬間である。いきなり公の場で女性が裸になる瞬間は通常であれば目にすることはなく、考えてみれば相当異様な光景である。初めてのときはさすがにビックリというか少し引いてしまったが、今回は余裕しゃくしゃくである。
 さて、いざ裸体が現れると、非常に恰幅の良いモデルさんであることがわかった。ルノワールがこの場にいればさぞかし喜んだだろう。今回が初めてであれば少しガッカリしていたかも知れないが、まあこういうのもアリかなと割り切ることができた。以前、銅版画の師匠に、ダンバラ・モデルのデッサン会の経験を聞いていたが、僕もついに同じレベルに達することができたわけだ(違うか)。
 ところがこのモデルさん、ポーズが非常に自然で、なかなか描きやすい。さすがプロ!という感じである。でもプロであるならば、もう少しスマートになるという選択肢もあるんじゃないか……などと考えながら、クロッキーに臨んだ。極力、このモデルさんの体からあふれ出るエネルギーを描きとろう(つまりはリアルに描こう)ということで、6+1+2枚のクロッキー(およびデッサン)ができあがった。あらかじめヌードの練習をしていたせいか、今回は前回のように惨敗ということはなく、そこそこのできかなと思えるようなものができた。そういうわけで、気分良く、美術館を後にすることができたのだった。
 そうそう、描画中、モデルさんがこちらを向く姿勢のときに、描き手を意識するかのような雰囲気が発生し、結果的に画家とモデルの葛藤といった状況が生み出された。まあ、僕の気持ちの上でそう感じただけだから、モデルさんはなんにも感じていない可能性が高い。だが、なかなかスリリングで面白い状況であった。そういう意味でも良いモデルさんだったんではないかと思う。またいつかこのモデルさんに対峙したいものだが、次回はもう少し細くなっていただけると大変ありがたい。あまりに太い方だと、人を描いているというより物体を描いているという感じになってしまうもので(その方が本来的には正しいのかも知れないが、僕は人を描きたいのだ)。ひとつよろしくお願いしたい。

b0189364_1242384.jpg

恰幅の良いモデルさん……20分、鉛筆


b0189364_127057.jpg

変な位置からのクロッキー……10分、黒チョーク
by chikurinken | 2009-07-16 12:12 | 美術

ビンジョー、ビンジョーで新作一点

 矢野氏の新作展にビンジョーさせていただいて、新作展ならぬ新作一点。一昨日完成した銅版画。
アクアチント(線以外の黒い部分)がミソです。一生懸命磨きました。

「ふくろう」
b0189364_111259100.jpg

by chikurinken | 2009-06-16 11:15 | 美術