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竹林軒出張所

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エルキャピでもウィンゲーム

 先日の竹林軒出張所『エルキャピタンって何すか?』のところで書いたように、OSをエルキャピタン(MacOS X 10.11)にしたばっかりに、Mac上でWine経由で動いていたWindowsゲーム(『Age of Empires 2』)が動かなくなった。Wineskinのバージョンが古いことがその原因であることは、『Paul The Tall』というサイトで何とか判明し、またアップグレード方法も概ねわかった(YouTube『How to make your old Wineskin wrappers compatible with OSX 10.11 El Capitan』より)。しかし実際にやってみるとこれがうまく行かない。
 要はこういうこと。

当該サイトおよびYouTubeの映像で紹介されているアップグレード方法
『Paul The Tall』の「THE PORTINGKIT」のサイトからPorting Kitをダウンロードして入手(http://portingkit.com/kit/Porting Kit.zip)
● Porting Kit.appを実行
● 表示されるウィンドウで「Library」タブを選択
● すでにインストールされているゲーム(ウチの環境では『Age of Empires 2』)が表示される
● カーソルをアイコンに持っていくと表示される三角(「Play」)ボタンをクリック
● 「Wineskinのバージョンが古い(2.6.0)、2.6.2にアップグレードするか」というメッセージが出る
● ここで「Yes」をクリックすると、Wineskinが新しいものに自動的に変更される予定

b0189364_8221192.jpg 実際は、この後カラーバルーンがいつまでも回り続け作業が一向に始まらない。1時間近く待ってみたが無駄だった。

 で、今回この不具合を解消するために、直接新しいWineskinを「Age of Empires 2.app」パッケージ内にコピーできないかと思っていろいろやっていたら、次の方法がうまくいったので、備忘録を兼ねてここに記録しておこうと思う。

Wineskin配布サイトからWineskin Winery 1.7をダウンロードする(「Wineskin Winery 1.7(click me to download)」をクリック)
● ダウンロード・ファイルを解凍して、Wineskin Winery.appを起動する
● 表示されるウィンドウの「Wrapper Version」の下にある「Update」ボタンをクリックする
● この操作により、Wineskin 2.6.2がどこかにダウンロードされる模様(ロケーションがどこかは不明)
● ダウンロードが終わったら、Porting Kit.appを再び実行して前と同じ手順を実行する
● 今度は前と違って、Wineskinが2.6.2にアップグレードされ(その過程がウィンドウに表示される)、自動的にゲームが始動する

 これで新しいOSでもWindowsゲームができるようになる。実際チェックしてみると、「Age of Empires 2.app」のパッケージ内にあるWineskinのバージョンが2.6.2になっている。僕と同じように困っている人がいたら、この方法を試してみるとうまくいくかも知れない。

参考:
『Paul The Tall』の「THE PORTINGKIT」サイト
Wineskin配布サイト
竹林軒出張所『MacでWindowsゲームをプレイする』
竹林軒出張所『エルキャピタンって何すか?』
by chikurinken | 2016-09-11 08:26 | パソコン

MacでOCRを使う

 またまたパソコンの話です。
 前に書いたように、Macの世界では良いOCRがあまりなく、日本語OCRについては皆無の状態であった(竹林軒出張所『エミュレータでOCRを使う』を参照)。そのためエミュレータでWindowsを動かし、その中でWindows用のOCRを動かすことで何とか急場を凌いでいた。ここまでが前回の話。
b0189364_8271995.jpg ところがつい先日、ABBYY FineReader Pro for MacというOCRがソースネクストから販売されているという情報を掴んだ。このOCRは、これまでWindowsバージョンがあって、前にWindows版OmniPageを買ったときもFineReaderにするかOmniPageにするか悩んだというそういうソフトである。そのMac版が登場、しかも価格は5千円ちょいということで(現在はキャンペーン価格のようでいずれ12,000円超になるらしい)、これはもう手に入れずんばあらじということで即購入した。
 このFineReader、元々国産ではないため日本語の読み取りについてはあまり考えていなかったが、日本語の認識もできるということが後に判明。さっそく日本語の識別をしてみた。結論を言えば、日本語でもそれなりに実用になる。少なくとも前に使っていたe.Typistよりははるかに認識成績が良い。しかも縦書きも自動で識別できるという誠にありがたい仕様である。Macで動くというだけでもうれしいのに日本語も読み取れるとは、なんということでしょう。ということで、Windows版OCRのOmniPageは、当分出番がなくなった。
b0189364_22281426.jpg なおこのFineReaderだが、最初に現れるウィンドウに「テキストへの変換」という項目が出てこない。テキストへの変換もできなくはないが、少しだけ作業が煩雑になる。デフォルトで出てくる変換には「PDFへの変換」や「Excelへの変換」など計4種類があるが、「Excelへの変換」なんかまず使うことはないんで、こういうのを「テキストへの変換」に置き換えるオプションがあるのかと思ったらそれもなさそうである。b0189364_22283642.jpgもっともろくにマニュアルも読まずに使っているので、実は何かそういう手段があるにもかかわらず、それに気付いていないだけなのかも知れない。しようがないので現在では「PDFへの変換」を実行した後、PDFファイルに出力されたテキストを全コピーして活用するという方法を利用している。OCRについてはテキスト変換さえあれば良いんで使いやすくカスタマイズしたいところだが、こういうところがなんだか融通が効かず、いかにもWindowsの面影が漂っていると言ったらおしかりを受けるか。もちろんそうは言っても、ほとんど唯一の実用になるMac版OCRということで、大いに評価しているのは言うまでもない。

参考:
竹林軒出張所『エミュレータでOCRを使う』
ABBYYジャパン「ABBYY FineReader Pro for Mac」
ソースネクストABBYY FineReader販売ページ
by chikurinken | 2016-09-03 07:27 | パソコン

エルキャピタンって何すか?

 新しいプロMacに乗り換えて1年(竹林軒出張所『パソコンにもプロ化の波』参照)。その後、エミュレータを使っていろいろ遊んだりして概ね満足はしていたが、それでも使っているといろいろと不満が出てくる。何よりその遅さは容認しがたい。起動にかかる時間はMacOS 10.6.8のときの倍以上になったし、ちょっとした作業をするにもやたら待たされる。はなはだ気に食わない。一部ではOSのヨセミテ(OS 10.10)自体が遅いという話もある。それに僕のMacに入っているメモリが4GBというのも問題の原因のようである。MS-DOS時代に640KBでなんとかがんばっていたことを考えると4GBという値は天文学的な数字にも思えるが、ヨセミテではこれでも足りないようで、何かというとメモリ残量が数百MB単位になり、それが原因で動きがもっさりしだしたりする。またディスク容量が500GBというのも、今の時代十分ではなく、1000GBほしいところである。できれば壊れやすいハード・ディスクとも縁を切り、SSD(メモリ型のディスク)を採用したいとも思う。もうあれやこれや考えるんである。
 Macでディスクやメモリを交換するのは一般的にそれほど難しいことではないので、いずれは換装してやろうと思っていたが、何しろ買ったMacBookには1年間の保証期間があるため、この年季を明けてからでないと何かのときに保証が効かなくなって都合が悪い(Macは一旦解体すると保証が効かなくなるそうだ)。そういうわけで年季明けを首を長くして待っていた。
b0189364_22481941.jpg そうこうしているうちに、先日その年季がやっと明けて、晴れてメモリ、ディスク交換に踏み切ることになった。ついでと言っては何だが、遅いヨセミテともおさらばしてエルキャピタンというなんだかわからない名前のOS(OS 10.11)に切り替えることにした。このOSの方が動作が速いとかいう噂を聞いたためである。ただしアップグレード・インストールするといろいろ不具合があるらしいので、ここはひとつクリーン・インストール(何もないディスクに入れるところから始めるということ)してみることにする。
 作業はディスクとメモリの購入から始まる。ディスクはCrucialの1TB SSD、メモリは8GB×2のSP016GLSTU160N22というものをAmazonで購入(締めて38,189円)。厳密に言えばどちらもメモリではあるが、一方はディスク扱い、一方はRAM扱いである。手始めに、買ったディスクを外部ドライブに入れて、エルキャピタンをインストールした上で、現在のHDDの内容をコピーする。これが第1段階。
 次に、MacBook Proを開けて中身を移植する。ちなみに僕が昨年購入したMacBook Proは、2012 Lateという機種に当たるもので、裏蓋が全開する構造になっている。裏蓋を小さいネジ10本で固定していて、これを精密ドライバーで開けるだけで中身にアクセスできるというしくみで、従来のノート型Macに比べるとはるかにシンプルな構造になっている。メモリとディスクの交換も非常に楽で10〜20分程度ですべての作業が終わる。今までのApple製品のように内部構造にヘンテコで無理矢理な設計がなく、非常に素直な配置になっているため、修理作業なども楽そうである。
 実は作業中一つ問題があって、Mac内のディスクに付いていたネジが、従来の機種で使えていた特殊なドライバーで外せなくなっていた。しようがないので、このネジを外せるドライバー(T6)をホームセンターまで買いに行ったため、その分少々時間がかかってしまった。ただし実質的な作業は、先ほども書いたようにものの10分程度で終わっている。
b0189364_2249047.jpg で、今回の移植作業の結果がどうなったかというと、起動速度が従来の1/5程度になり、作業ももたつくことがほとんどなくなったのである。おそらく一番の功労者はSSDなんだろうが、メモリが増量したこともプラスに働いていることは間違いない。エルキャピタンの恩恵についてはあまり実感がないが、今のところあまり問題がないので良しとする。ただ以前紹介したWindowsゲーム(Age of Empires II)が動かなくなったという弊害はある(竹林軒出張所『MacでWindowsゲームをプレイする』参照)。こういう少し変わった趣向のものはOSが変わるだけで動かなくなったりするので注意を要するところである。関係ソフトウェアのアップグレードを待つしかないようだが、もっともこれについてはある程度覚悟していたのでこれはこれで良い。
 いずれにしても今回の移植作業は、予想以上の成果を出すことになって大満足である。ただしこういうものの常で、ヨセミテのときもそうだったが、使っているうちにあちこちに不満が出たりすることもある。これもある程度は想定している。とりあえずしばらくはプラス面のみに注目しておこうと思う。
写真はiFixItより転用


参考:
iFixIt「MacBook Pro 13" Unibody Mid 2012 Hard Drive Replacement」
竹林軒出張所『パソコンにもプロ化の波』
竹林軒出張所『ヨセミテ記』
竹林軒出張所『エミュレータでOCRを使う』
竹林軒出張所『MacでWindowsゲームをプレイする』
竹林軒出張所『エルキャピでもウィン・ゲーム』
竹林軒出張所『エミュレータで太郎を使う』
by chikurinken | 2016-09-01 06:46 | パソコン

MacでWindowsゲームをプレイする

 先日から新パソコンでいろいろなことをやってみているが、ついにWineを使うハメになった。「ハメになった」などというと関係者の方には失礼だが、実感だからしようがない。とは言え、このWine、思った以上にすばらしいデキで、本当のところあまりに感心しているんでここで紹介している次第なのだ。
b0189364_820119.jpg Wineだとか言ってもほとんどの人は知らないし興味もないだろうから簡単に説明しておくが、元々はUNIX環境でWindowsとかMS-DOSとかのアプリケーションを動作させるためのツールである。特定のOSで他のOS用のアプリケーションを動かすということから、昨日紹介したエミュレータを連想する向きもあるかも知れないが、エミュレータではないのだ。その証拠に「Wine」という名前自体、元々「Wine Is Not Emulator(Wineはエミュレータじゃない)」という言葉の略称らしい。なんでもWindowsのAPIを再現して直接UNIXのシステムに働きかけるようにしているということなんだそうだ。そのためWindowsのOSも必要ないと来ている。Wineさえあれば、OS(通常はUNIX)上でWindowsのアプリケーションをダイレクトに動作させることができるというものなのだ。
 僕がLinux(UNIX系OS)を使っていた、というよりいろいろなディストリビューション(版)をインストールして遊んでいた頃(約20年前)に、このWineの存在を知って面白そうと思ったんだが、実際に動作するアプリケーションは当時皆無で、プロジェクトのみが進んでいるという感じだった。だから今度も当初あまり期待はなかったんだが、現時点でかなりの程度実用化しているというのが今回わかったわけだ。
 今回Wineを利用したのはMac上でだが、Mac OSXは実はUNIX系のOSなのである。親しみやすいインターフェイスではあるが、コアの部分は実は結構パワフルで、言ってみれば「羊の皮をかぶった狼」なのだ、Mac OSは。でUNIX系OSであるためにWineを使えるということで、一部のWindowsアプリケーションをMacで動かすのも可能なんだそうだ。
 かつてAge of Empires II(別名Age of Kingdom、以下AOK)という戦略ゲームにはまったことがあって、これは元々Windows用のゲームだが、結構人気があったためにその後Macにも移植された。僕自身はWindowsとMacの両方でこのゲームをやっており、一時期プチ依存状態になったこともある。そのため強制的に禁酒ならぬ禁ゲーム状態にして、なんとか依存状態から抜けたというそういうゲームである。依存はしたが、非常にデキが良く、グラフィックも美しい。前のパソコンでも、ごくたまにこのゲームをやっていたが、依存してしまわないよう注意しながらという感じで、やったとしてもごくたまにである。
 そういうことを考えると、今回いっそのこと断ゲームしてしまっても良いのだが、まあ新パソコンに入っていても良いだろうというくらいの軽い気持ちである。ところがこのゲームのMac版は、Carbon仕様の古ーいソフトなので、新OSのヨセミテでは動かない。なんとかこのMacで実行できないか(別にできなくても良いんだが)と思って調べたところ、Windows版のAOKを、Wineを使ってMacでプレイする方法があるってことを知ったわけだ。実はその前にエミュレータにWindows版をインストールしてみたが、あまり具合がよろしくなく(カーソルの動きが早すぎて使いづらい)こちらの方法は断念したといういきさつがある。
b0189364_8204580.jpg で、このWine版のAOKだが、「ラッパー」という、すべて用意されたバッチ・ファイルみたいなものを提供しているサイトがあって、つまりこのラッパーを使えば、Wineのあれやこれやを意識せずにそのままインストールしてプレイできるという、そういうものがあるのだった。「Paul The Tall」というサイトがそれで、ここでさまざまなゲームをMacでやるためのWine用ラッパーが提供されている。かなりいろいろなゲームがあるがほとんどは「あっしには関わりがねえ」んでスルーする。この中にAOK用のラッパーがあって、懇切ていねいなビデオ・チュートリアルまであるんで、インストールは間違えようがない。もっとも一度目のインストールは失敗してしまったんだが、再度やり直して無事にインストール成功となった。実際にプレイしてみると、グラフィックは非常に美しく(おそらく前やっていたMac版、Windows版より美しい)動作もスムーズで、いうことはない。毎回「ゲーム用CDを入れろ」みたいなめんどくさいメッセージが出ることもない(パッチが当たっているようだ)。難点は操作方法が今まで慣れていたものと全然違っていたことだが、これについても「Options」画面で辛抱強く設定しなおせば、普通に使えるようになる(もちろん設定の保存もできる)。ゲームの難易度が以前より上がっているが、こちらの方がむしろ自然である。僕自身はネットで対戦みたいなことを一切やらないので通信機能についてはまったく検証していないが、通信機能にも対応しているらしい。いずれにしろMac上で実用的な速度でWindowsゲームができるというのが驚きで、このゲームについてはエミュレータでやるよりもあらゆる点で優れていると断言できる。こうしてWineという新しい世界がまた開けたのだった。さすがにUNIX環境の世界は深い。
 今回、新しいMacでいろいろ遊んでみたが、実はこちらの方がゲームより面白いわけで、おかげさんでAOKに再びはまるようなことも無かった。ただMacの設定も一段落したんで、また別の楽しみを見つける必要がある。秋だし、本/映画三昧の日々を送ろうかな……などと考えている今日この頃である(「仕事にはまれよ」という声が聞こえ)。

参考:
Paul The Tall『Age of Empires 2 For Mac OSX』
(AOE IIのラッパーをダウンロード可能、チュートリアル・ビデオあり)
竹林軒出張所『エルキャピでもウィン・ゲーム』
竹林軒出張所『エミュレータでOCRを使う』
竹林軒出張所『エミュレータで太郎を使う』
竹林軒出張所『パソコンにもプロ化の波』
竹林軒出張所『ヨセミテ記』
竹林軒出張所『ネットdeプロ野球』
by chikurinken | 2015-10-07 08:22 | パソコン

エミュレータで太郎を使う

 昨日の続き(竹林軒出張所『エミュレータでOCRを使う』参照)。
 昨日も書いたように、エミュレータを使えばMacでも普通にWindowsソフトが使える。
b0189364_8252638.jpgb0189364_8261155.jpgb0189364_8263519.jpgb0189364_9491254.jpg このエミュレータ、つまりParallels Desktopであるが、昨日書いたように、Macの画面の中で窓を開いて、その中でWindows環境を再現することができるが、その他にWindows環境を全画面表示するモードもある。全画面表示にすると、少なくとも画面内は完全にWindows環境になってしまいWindowsに完全に占拠された状態になる。そうするとMacが使えねーじゃねーかということになるんだが、そこらへんは良くしたもので、トラックパッドの上を3本指(マジックマウスの上を2本指)で左向きにこする(スワイプ)と、画面がワイプして元のMacの画面に戻るようになっている。つまりMacの画面の右側にWindowsの画面が存在しているかのような感覚を覚えるインターフェイスになっているのだ。これは非常に直感的で、おそらくMacOSの機能なんだろうが、Parallels Desktopの使い勝手と価値を一段と高める結果になっている。
 また、トラックパッドやマウスを逆方向にスワイプするとダッシュボードという小物類の画面にワイプするというのも、同じインターフェイスでわかりやすい。つまりこの場合、真ん中にMacの通常のFinderの画面があって、右側にWindowsの画面、左側にダッシュボードの画面が控えていて、スワイプすることで切り替えられるという感覚になるわけ。またトラックパッドを4本指で上方向、下方向にスワイプすると、Mission Control、アプリケーション・ウィンドウに切り替わるが、これも画面の上と下にそれぞれの画面が配置されているように感じる。こういうのはiPhone/iPadのインターフェイスを採用したものだろうが、iPhone/iPad以上に小気味良さを感じる。
 さて、本日は昨日に続いて、一太郎をエミュレータに入れてしまおうという試みである。昨年、一念発起して、ジャストシステムからダウンロード版の一太郎を購入して導入しようとしたが、少なくともうちのMac環境ではインストール・ファイルのダウンロード自体ができず、結局キャンセルしたという経験があったため、今回は前バージョンのパッケージ版を購入。これも1万円を切る価格で、かつてMS-DOSの世界にドッカと君臨していた一太郎の面影はない。わざわざ前バージョンを買ったのは、最新バージョンがうちのWindowsのバージョンに対応していないためである。
 そもそもなぜWindowsワープロが必要なのかと思われる向きがあるかも知れないが、これはMac環境に今や縦書きワープロがほとんど無いためである。かつてはAppleWorksという気の利いた統合ソフトがあったが、これも懐かしのCarbon仕様であったため、ヨセミテでは使えなくなった。AppleWorksの後継という位置付けのiWorkのワープロ・ソフトPagesでは、いまだに縦書きができない。アップルには日本ユーザーをまともに相手にする気が無いらしいので、もう見切りを付けて、国産ワープロ・ソフトを使うことにしたのである。実はマイクロソフトのワードならば縦書きができるらしいが、マイクロソフトのアプリケーションは精神衛生上大変良くないので、実用目的で使いたくない。ということで一太郎に白羽の矢を立てたわけだ。
 一太郎なんかMS-DOS時代以来触れたこともなく、しかもDOS時代は傲慢さが鼻についてあまり好きでないアプリケーションの代表格だったが、今ではあまりそういった嫌悪感はない。むしろ日本製ということを考えると、日本語ワープロとして健闘しているんじゃないかという親近感さえ持つ。ということで今回は一太郎を採用したのだった。
b0189364_824960.jpg で、インストールはエミュレータ(Parallels)のWindows環境に行うわけだが、今回買ったパッケージ版は前回のダウンロード版と違って何の問題も無く、当たり前のようにインストールできた。少し使ってみたが、やたらいろいろな画面表示モードがあって、どういうコンセプトになっているのかよくわからない。WYSIWYG(画面に表示されているものがそのまま印刷されるという考え方)の画面が1つあってそこですべてこなせるようにするのが直感的でわかりやすく親切だと思うんだが、昔ながらの伝統を引きずったソフトなんで、もしかしたらいろいろとしがらみがあるのかも知れない。現にクラシック・モードなどというモードもあるようだ。このソフトについても、昨日のOCR同様、使いこなすには少し勉強が必要なようである。こういった、直感で使えないという制約はWindowsソフトでは当たり前だったということをあらためて思い出す結果になったが、この辺がMacのエコシステムとはちょっと違うんだろうなと今回感じることになった。
 だがインターフェイスというのは感覚的に使えるものが一番良いのは言うまでもなく、それを設計するには十分な研究、試行錯誤が必要になってくるのは容易に想像できる(僕も以前簡単なデータベースを設計したときにこういった問題に直面した)。それを考えると、ヨセミテの、スワイプで画面を切り替えるという大胆で簡単なインターフェイスがどれだけ洗練されているかわかろうというものである。結果的にこの使いやすいインターフェイスのせいで、使いづらいWindowsインターフェイスの世界にどっぷりはまることになるってんだから、このあたり、ちょっとパラドクシカル(逆説的)ではないですか。

参考:
竹林軒出張所『エミュレータでOCRを使う』
竹林軒出張所『MacでWindowsゲームをプレイする』
竹林軒出張所『パソコンにもプロ化の波』
竹林軒出張所『ヨセミテ記』
竹林軒出張所『ネットdeプロ野球』
by chikurinken | 2015-10-06 08:28 | パソコン

エミュレータでOCRを使う

 Macも以前ほど超マイナーな存在ではなくなって、Windowsにしか存在しないというアプリケーションは少なくなってきたが、それでもあるにはあって、その代表格がOCRである。OCRというのは早い話が紙にプリントされた文字を文字データに変換するソフトのこと。紙をスキャンしてデータとして取り込んだだけだとただの画像データにすぎないわけで、文字をコピーしたり修正したりということはできない。そのため、この画像データを文字に変換すれば編集が可能になって使い勝手が一気に上がるというわけで、その作業をするのがこのOCRというわけ。
 普通の生活ではあまり必要ないと思うが、一部の業種では欠かすことができないツールである。これが今、特に日本語OCRについては、Macの世界には皆無と言って良いほど無い。20年ほど前はいくつかあったんだが、開発してもMacの世界ではたくさん売れるわけではないのでやめたんだろう。僕もe.Typistというソフトが出たときにすぐに買って永らく使っていたんだが、しばらくしてMac版はなくなってしまった。もっともこのソフト、文字認識率はあまり高くなく、使い物になるかどうかは微妙な線だったし、アルファベットについてはまったく使い物にならないレベルで、仕事で使う分には実用にならなかった。ただ、商品を売るってんならそれなりに責任を持って続けてほしいとは思う。ユーザー登録までさせといてハイやめましたでは消費者として到底納得できない。
b0189364_8381263.jpg 実際に仕事に使っていたのは英文用のOCRでOmniPageというアメリカ産のソフトであった。これは認識率はそれなりに高く、まあ仕事でなんとか使い物になる範囲だったが、これも10年以上アップグレードされることはなく、いつの間にかMac版は雲散霧消していたという次第である。僕が買ったのはOmniPage Pro Xというもので、定価10万円で実売価格は6〜7万円だったような記憶がある。ともかくかなり高額だったのは確かで、それにもかかわらずMacユーザーは捨て去られたわけである。Windows版は今でも定期的にアップグレードしているようで最新版はバージョン19である(Mac版はおそらくバージョン13とか14くらいに相当するのではないかと思う)。しかも、最近知ったんだが、バージョン18についてはAmazonで5,300円で売られている。かつての1/10の値段で、e.Typist同様、随分Macユーザーをなめたものだと思う。
 ましかし、MacもいまやインテルCPUになり、Windowsソフトもエミュレータで高速に動作するし、Boot Campなどというものを使えば、Windowsマシンにもなる。ただBoot Campについてはどうよと思っている。というのは、せっかくMacOSが動くパソコンを持っているのに何だってWindowsマシンにしなければならないのかという疑問がつきまとうためだ。古瀬戸にチキンラーメンを盛って食べるようなもので、随分場違いで無駄な気がしているのだ。
 そういう頭があるため、僕はこれまでエミュレータを使ってMac内にWindows環境を作り、その中で必要なWindowsソフトを動かすということをやっていた(もっとも今まで絶対に必要なWindowsソフトというのはなかったのだが)。なお、エミュレータについて説明すると、他のOSの環境をソフト的に再現するというもので、端的に言えばエミュレータ・アプリケーションを起動して現れる窓(ウィンドウ)の中で、別のOSの環境を再現するというアプリケーションである。元のOS(つまりこの場合はMac)との間でファイルを簡単にやりとりできるなどのメリットもあるが、なにしろそのままMacのアプリケーションと他のOS(ここではWindows)のアプリケーションを同時に使えるメリットが大きい。こちらもかつてのようにMacでモトローラのCPUが使われていた時代は、WindowsのインテルCPUとまったく構造が違うため、間にCPU命令の変換作業が必要になって、動作速度も実用からはほど遠いものだったが、インテルCPUになってからはそれなりの速度が実現している。そういうこともあって、Macのエミュレータ市場もそれなりに活況を呈している(それなりに、だが)。
 Mac用エミュレータで現在一番人気なのはParallels Desktopというソフトだと思うんだが、僕もこのソフトを初期のバージョンから使っていて、きっちり使える点は十分評価に値する。ただ、今回パソコンを新調して、前に使っていたバージョンが新OSに対応していないということで、新規バージョンを買わなければならなくなった。Parallelsにはこういったケースが非常に多い。それぞれのバージョンごとに対応するMacOSバージョンがかなり限定されているわけで、そういう点がユーザー側から見ると少々腹立たしい。このままではいずれアコギなメーカーという烙印を押されかねないと思う。当該メーカーは注意するように。
b0189364_8385173.jpg 今回は、このParallels上で超廉価なOCR、OmniPageを動作させようという企画である。ま、結論を言うと普通に動作し、速度も十分使い物になるレベルであったということなのだ。また驚いたのは、このアメリカ版のOCRがなんと日本語の文字も認識できるという点で、かつてはアルファベットしか認識できなかったことを考えるとこれは飛躍的な進歩である。ただし相変わらず使い勝手はあまり良くない。少し使い方をマニュアルで勉強しなおさなければならないので面倒さはある。現在、英文についてはMacにも簡単なOCRがあり、普段使いにはそちらを使っているため、今後はOmniPageとそのソフトを使い分けることになる。いずれにしろ、Mac上でもWindowsソフトが普通に使える環境であることは特筆に値する。

参考:
竹林軒出張所『パソコンにもプロ化の波』
竹林軒出張所『ヨセミテ記』
竹林軒出張所『エミュレータで太郎を使う』
竹林軒出張所『MacでWindowsゲームをプレイする』
竹林軒出張所『ネットdeプロ野球』
by chikurinken | 2015-10-05 08:40 | パソコン

ヨセミテ記

 「ヨセミテ」と言ってもヨセミテ国立公園の話ではない。もちろん「寄せて見せて」の省略形でもない。Macintosh用のOSの話で、本名はMacOS X 10.10。2014年に発表されたらしいが、僕のマックは昨日も書いたように10.6.8で止まっていたし、アップグレードする気もなかったので、まったく感心がなかった。ところがこのたび、パソコンを新調したため(竹林軒出張所『パソコンにもプロ化の波』参照)、OSのバージョンも10.6.8から10.7、10.8、10.9をひとっ飛びに越えて10.10に飛び級、特進したという次第。
b0189364_874764.jpg これまでアップグレードしてこなかったのは互換性の問題が大きいためで、今まで使っていたCarbon仕様(OS 9でもOS Xでも使用できるアプリケーションのための仕様)のソフトが10.7から使えなくなるのがわかっていたためである。また、Carbonソフト以外にも使えなくなるという話が結構耳に入ってきていたので、必然性がなければアップグレードしないと決めていたわけ。なんでもこの10.7というバージョン、最後のメジャー・アップデートということだったらしく、10.8以降はいわゆるマイナー・アップグレードなんだそうな。したがって互換性の問題が一番大きいのもまあ頷ける。とは言え、ユーザーにとってははなはだ迷惑である。
 とは言っても、新しい機種には新しいOSが入っているし、古いOSが動くかどうかもわからないので、今回もう全面移行しちゃうと決定したのだった。つまり覚悟を決めた。もちろん、来たるべき新OSへの移行に備えて、ある程度の準備はこれまでしていたのは確かである。たとえば帳簿関連に使っていたApple Works(なつかしのCarbon表計算ソフト)書類は、すべてNumbers(比較的新しい表計算ソフト)で使えるよう変換していたし、今まで使っていたOCR(OmniPage:Carbon)も、代用OCRをすでに調達していた。こういうのは仕事で使うので外せないところである。OCRについてはちょっとパワー不足が否めないが、ParallelsというWindowsエミュレータでWindows版のOCRを動かすという手もある(これについてはまたいずれ)。どうしても必要なソフトさえ抑えておけば、あとは代用やアップグレードで何とかなる、というか何とかする。
 で、実際にヨセミテを使ってみると、ブラウザやメールが以前と若干違っていてちょっと戸惑う。使いづらさを感じる。メール・ソフトなんかアプリケーションの名前自体が「メール」になっていて「そのままじゃねぇか」とツッコミを入れたくなる。しかしまあこれも使い続けて行くうちに馴染んでくるし、それによくよく調べてみると旧来の使い方もある程度はできるようになっている。たとえばメールについては、以前のように上のペインにメールのリストが出るようにすることもできる(「環境設定」の「表示」パネルに「クラシックレイアウトを使用」というオプションがある)し、Safariでもブックマークバーを表示させるようにできる(「表示」メニューの「お気に入りバーを表示」。ブックマークバーは「お気に入りバー」という恥ずかしい名称に変わっていた)。慣れてくると違和感は薄れてくる。というよりむしろ新しい設定の方が良いというものもあって、よく練られていると感じることさえある。
 全体的には、話には聞いていたがトラックパッドで2本指、3本指を使っていろいろな操作ができるのが秀逸(ある程度は以前のマックにもあったが)。特に「親指と3本指でピンチ」するとランチャー(LaunchPad)が起動し、逆に「親指と3本指で広げる」とランチャーが消える操作や、さらに「親指と3本指で広げる」とウィンドウが全部消えてデスクトップが表示されるなどの操作はとても気持ち良い。操作が自然に感じられるため、非常に理に適った操作方法と言える。これを繰り返すだけで20分位は楽しめる。
b0189364_881681.jpg なおこのLaunchPadなんだが、iPad風で面白くはあるが、「アプリケーション」フォルダに入っているすべてのファイルがそのままダダダッと表示されるため、不要なファイルがズラズラと出てくることになって、目的のアプリを探し出すのに手間がかかって使いづらいったらない。ランチャーというのは、よく使うファイルだけを集めてこそ利用価値が出てくるわけで、このLaunchPadには、特定のファイルだけをまとめるとかいった機能がないってんだから使い物にならない。ただそういうところは良くしたもので、LaunchPad Managerというシェアウェア(有料)がすでにあってファイルを登録したり削除したりといったことができるようになっている。だがこういう機能は本来であればLaunchPad自体に搭載しておくべきもので、アップルはちゃんと対応すべきだと思う。
 このLaunchPadもそうなんだが、画面を前後に切り替えるときにキーパッドをスワイプすれば画面がワイプされるというインターフェイスも小気味良い機能である。アップルのマジックマウスを使えばマウス表面をこするだけでこれができて大変便利。インターフェイスについては、iPadやiPhoneの要素を取り入れることで、相当高度なレベルに達しているという印象である。非常に洗練されていて使いやすい。バージョン4つ分の差は大きいと言わざるを得ない。
 OSのアップグレードの際につきものだが、今回もいくつかソフトをアップグレードし、あるいはいくつかのソフトを新しく導入したため、出費が結構かかったことを付記しておく。ヨセミテも出てから1年くらい経っているせいか、大抵のソフトに対応バージョンが出ていて、(金さえ出せば)あまり困ることはない。ただ今回気が付いたんだが、一部のソフトメーカーは、OSのバージョンごとに異なるバージョンを出していて(当然その分毎年のようにユーザーに買わせているようだ)、ちょっとがめつすぎるんじゃないかと思ったりする。複数のOSで使えるような汎用性の高いバージョンを出すという良心はないのかと思ってしまう。マイナー・バージョンアップのたび、アプリケーションを使いつづけるために出費が強いられるとしたら、問題が多すぎると言わざるを得ない。僕なら懲りて、もうそんなソフト使わなくなると思うし、いずれはユーザーを減らすことになるぞと警告しておこう。

参考:
竹林軒出張所『ユキヒョウを入るる記』
竹林軒出張所『続・ユキヒョウを入るる記、または人柱の記』
竹林軒出張所『パソコンにもプロ化の波』

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 以下、以前のブログで紹介したOS更新に関する記事。

(2005年10月2日の記事より)
今さらながらマックにTIGERを入れてみた

 Tigerというのは、MacOS X(マックオーエス・テン)のバージョン10.4のコードネーム。100を超える新機能を搭載したという、このMacOS X 10.4をこのたび購入し、インストールしてみた。
 Dashboard(ダッシュボード)だのSpotlight(スポットライト)だのといった新機能もあるようだが、そういうのはとりあえず置いといて(まだろくに使ってないし)、いちばん印象的だったのは、Safari(MacOS Xに標準で付いているWebブラウザ)の改良だった。
b0189364_892517.jpg Safariは、動作が軽快で、さすがアップルと思わせるよくできたブラウザだが、10.3から、スクロールすると表示が大きく乱れるという症状があり、不便でしようがなかったのだ(いつも使っているiBook以外のMacではこのような症状がなかったので、特定の環境での問題ということらしい)。今回やっとこれが改善され、普通にスクロールできるようになった(まあ当たり前のことが当たり前に行われるようになっただけだが)。私は以前から、使うソフトにはそうとうこだわりがあり、当然のことながらマイクロソフトのものなどは極力排除しているのだが、それにしても、Webブラウザにはこれまであまり良いものがなかったように思う。これまで、Netscape Navigatorに始まり、iCabなどというドイツ製軽量ブラウザ(そこそこ良いソフトではあった)も使ってきたが、やはりどこかに問題があって、もうひとつ決定版がなかった(そういえばMosaicなどというのも使ったことがある < すでに化石)。で、このSafariだ。動作が軽快で安定していながら、インターネットエクスプローラなどで採用されている新機能も、遅ればせながらではあるが少しずつ取り入れられてきた。ただ、後発なだけに、取り入れ方が洗練されており、目新しさはないが安定感があって、なかなか玄人好みの趣もある。
 今回の新しいバージョンでは、RSSが採用された。RSSも今となってはそれほど目新しいものではないし、個人的にも、数年前にKonfabulatorというソフトで使ってみたことがある。インターネットの可能性を感じさせる機能ではあったが、うちのISDN環境ではいかんせん反応速度が遅く、実用にはほど遠いという印象があった。だが、SafariのRSSは、以前のようなもたつく印象はまったくなく(今でもISDNだが)、むしろいちいちページにアクセスしなくても新しい記事があるかどうかがすぐにわかるので、トータルではブラウザを使う時間が短縮されたようにも感じる。
 ちなみにRSSとは、ニュース・サイトなどのエントリだけを一覧で表示するための形式で、たとえばこのブログなんかでも、RSSを使うとそれぞれのエントリのタイトルだけの一覧を参照できるようになる。まだ閲覧していないエントリが登録された時点で、そのことが何らかの方法で通知されるようなものもあるようだ。Safariでは、ブックマークに登録しているRSSページの横にかっこ付きの数字が表示され、まだ参照していないエントリの数が示される。そのページを参照した時点で、その数字が消えるということになる(つまり閲覧済みという扱いになる)。したがって数字が表示された時点で、新しいエントリが登録されていることがすぐにわかるわけだ(この説明でわかりますかね……)。
 以前RSSを使ってみたときはそれほど便利さを感じなかったが、今回あらためて、その可能性を感じることになった。ただ、これでもSafariのRSS機能は制限が多いのだそうで、最近のブラウザには高機能のRSSが搭載されているという。だが、SafariのRSSはこなれているという印象もあり、好感度は高い。
 それであらためて便利さを知ったので、ひとつ私のブログもRSSに対応してみようかということになって、このたびRSSのリンクを左側に入れた。RSS機能付きブラウザや、その他のRSS対応ソフトウェアを使われている向きは、利用されたい。左側の「XML/RSS FEED」の「Syndicate this site」をクリックすると、RSSページが表示されるようになった。Safariユーザーは、これをそのままブックマークに登録すると、ブックマークエントリの横に、新しいエントリ数を表す数字が表示されるようになるというわけだ。
 もっともこのブログは更新があまり頻繁ではないので、テスト的に登録してもなかなか確認できない……。申し訳ない。テストで使うのであれば、ニッカン・スポーツなどのニュース・サイトでお試しください。
(写真は本文とは関係ありません。)

by chikurinken | 2015-10-03 08:11 | パソコン

パソコンにもプロ化の波

 いろいろありながらも10年近く使い続けてきたMacBookだが、このたび引退することになった。なぜかというとMacBook Proが来たからである。うちのパソコンもついにプロ化したというわけ。
 過去のブログを見ていると、ホントにいろいろあったパソコンだということがわかる。と言ってもこのパソコン、使用期間は私史上歴代第1位の9年であることを考えると、ある程度くたびれるのも致し方ないことである。ハードディスクはおそらく2、3回は交換しているし、トップケースもDVDドライブもバッテリーも替えた(竹林軒出張所『その後のキーボード問題 -- とりあえず最終章 --』『DVD換装その後』『おたくの電池、膨れてません?』を参照)。USBコネクタも2個のうち1個しか動作しない(竹林軒出張所『ホントにマック・ザ・満身創痍』参照)。愛着はあったが、正直言ってもう潮時かとは思っていた。
 それでもこれまでなんとか使い続けていたのは、金の問題もあるが、なんと言ってもOS Xのバージョン10.7の時点でOSの構造が大きく変わったために、それまで動作していた多くのソフトが、これ以降のOSで動かなくなるということが大きかった。特にCarbon仕様のソフトは100%動かない。そのためにプロじゃない方のMacBookもOSは10.6.8止まりであった。それから新しい機種ではハードディスクの交換や解体が難しいらしいという話も、機種変更に尻込みする理由の1つであった。
 それでも今回新調に踏み切ったのは、やはりキーボードの問題が大きい。キーボードは、前に交換して以来USキーボードになっていて、これがJISキーボードに慣れた身には非常に堪える。そのため何とか模擬JIS仕様にするために、「KeyRemap4MacBook」というキー再割り当てソフトを入れて、左commandキーを「英数」キー、右commandキーを「かな」キーに割り当てたりしていたのだが、これがもう使い勝手が悪くて仕方がないのだった。このソフト自体が悪いんじゃなく、そもそもcommandキー自体、単独で頻繁に使用するため、「英数」キーや「かな」キーに割り当てることに無理があるということなのである。知らないうちにかなモード/英数モードが勝手に切り替わったりしていて、仕事で入力するときも誤入力が頻発するため、ストレスが溜まる。誤変換の頻度も高くなっていたし、下手すると仕事の仕上がりに差し支えるわけで、さすがにこれは無理ということになった。そういう次第である。
b0189364_8262471.jpg で、新しく買うとなると機種選定から入るわけだが、やはり僕の場合、本体の解体やハードディスクの交換は簡単にできるようにしたいということで、比較的古い機種が良いということになった。それでMacBook Proの非Retinaディスプレイ版を選んだ。恐ろしく美しいというRetinaディスプレイも捨てがたいが、贅沢を言えば切りがないしなによりハードディスク(SSD)が独特の仕様になっているようで、交換に向かないのが大きい。これまでの経験からディスクは割合頻繁に替えるものである。是非自分の手で交換したいものである。
 それでアップルのサイトを調べると、ちょうど「整備済製品」が出されていた。「整備済製品」というのは、出荷時に問題があった機種をリストアして売るという製品で「新品水準並みの品質を確認したApple認定製品です。」ということになっている。過去、iPodの「整備済製品」を何度か買ったが、ほぼ問題なかった。「ほぼ」というのは、実は一度だけ問題があったんだが、そのときはアップルに返送して(おそらく)新品に取り換えてもらったので、結局新品を買ったのと変わりない。それなりに安く売られているので狙い目だと思っているのだ。今回も、正規品より2万円くらい安かった。実際に使ってみてもまったく問題はなかった。むしろ「問題があって新品に交換」というところを狙っていたんだが、それは叶わず。
 こうして、満身創痍のアマ・マックブックには引退していただき、プロが取って代わることになったのだった。さすがにJISキーボードの使いやすさは天下一品で、誤入力は格段に減った。動かなくなったソフトはいくつかあったが、概ね対策できる範囲である。ま、いくつかは新調したけどね。それ以上にOSの使い勝手が大幅に変わっていて(バージョンが3つ分飛んでいるんで当然だが)、当初はそちらに戸惑ったが、慣れると非常に洗練されていることがわかる。パソコンを使って楽しさを感じるというのも随分久しぶりの経験である(なんせマウスやトラックパッドをこすると画面がワイプするんだから)。ちなみにOSは10.10(いわゆるYosemiteっていうやつね)。Yosemiteについてはまた別の機会にレポートしたいと思う。
 それからもう一つ、プロで良くなった点に静音性がある。アマのときみたいにファンが騒々しくウィーンとうなることはない。さすがプロ。それからバッテリーも今のところ5〜6時間持っていて、これもありがたい。まめに電源を切ってバッテリーを長持ちさせるべく奮闘中である。

参考:
竹林軒出張所『その後のキーボード問題 -- とりあえず最終章 --』
竹林軒出張所『DVD換装その後』
竹林軒出張所『おたくの電池、膨れてません?』
竹林軒出張所『ホントにマック・ザ・満身創痍』
竹林軒出張所『暑い夏、俺の相棒はとうとう目を覚まさなくなった』
竹林軒出張所『パソコンからレンタルDVDが出てこなくなった話』
竹林軒出張所『理由なき反抗 MacBook編』
竹林軒出張所『ディスクは戻ったけれど』
竹林軒出張所『病気になって初めて健康のありがたみを感じる』
竹林軒出張所『ヨセミテ記』

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 以下、以前のブログで紹介したアマ・マック購入に関する記事。ちょっと時代を感じる。

(2006年12月13日の記事より)
インテルマックを買った話

 いやあ、皆様、ご無沙汰しております。
 忙しさにかまけて更新を怠っていました。この間も、いろいろなことがありました。それについては追い追い書いていくことにしまして、今回は新しいマックを買ったという話です。
 今までOS9が動くiBook G3で仕事をしていましたが、なにぶん、10時間以上連続稼働すると(つまり仕事が忙しくなると)ほぼ100%フリーズして思考の中断を余儀なくされる、そしてストレスも加えられるというあんばいで、なんとかOS Xに移行できないか、そのタイミングをずいぶん長いこと図っていたのです。iBookでは、仕事以外の用途はOS Xを使ってやっていたので、仕事さえ移行できれば完全にOS Xに移行できるということになっていました。そうしたあかつきには、新しいMacを買おうと思っていたのです。なんせG3でOS Xを動かすと、レスポンスがあまりに遅いので、仕事で使う分には、また逆に大変なストレスを抱え込みそうです。だがどうしても、仕事で使っているYooEditというテキスト・エディタを手放せない、これに変わるテキスト・エディタがOS Xにないという、その辺がネックになっていました。
 ところが、そんな折、OS 9では対応できない仕事(ファイル名の関係)が入ってきて、しようがないのでOS X環境でこの仕事をしたわけです。YooEditはないので、JEdit Xというエディタを使いましたが、やはり使い勝手が少し違い、相当苦労しました。それでも使っていると徐々に馴染んできて、ソフトのクセなどもわかってくるので、結局このエディタで仕事をやり終え(質は少し落ちたかも知れないという危惧はある)「いけるね、移行。行こう、移行」ってことになりました。
b0189364_827389.jpg で、マックブック(MacBook)という「インテル入ってる」ノート・パソコンを買いました。
 実は最初にMacBookを発注した後、新しいMacBook(CPUやメモリ、HD容量がグレードアップしたもの)が発表されたため、すぐにキャンセルしてから発注し直すというまさにギリギリの綱渡りがあったわけですが、なんとか新しいMacBookが手に入りました。メモリも2GB入れたため、なかなか快適です。
 ついでにと言っては何ですが、携帯電話も買って、どこからでもネット接続できるようにしました。これでどこに移動しても仕事ができるモバイル環境が整いました。MacBookには全体的にあまり不満はないのですが、今まで使っていた一部のソフトがインテルマックに対応していないため、一部の作業ができなくなってしまいました。ホーム・ページ作成に使っていたソフトも使えなくなったため、ホーム・ページも更新できません(使えてても更新してなかったけど)。体(てい)の良い理由ができたとも言えます。
 先日、MacBookに付いているiWebというホーム・ページ作成ソフトを使ってみましたが、なかなか簡単でよろしい。もしかしたらこれを使ってホーム・ページを作り直すかも知れません。
 不満は多くはないのですが、一部のキーが反応しにくいという点が不満といえば不満です。そのため入力時に文字落ちがあり、入力間違いが以前より多くなったような気もします。MacBookにはいろいろおもしろいソフトや機能もあるのですが、それについてはまた折を見て書いていこうかなと思っております。
by chikurinken | 2015-10-02 08:28 | パソコン

病気になって初めて健康のありがたみを感じる

このところのパソコン騒動の顛末
1. 『パソコンからレンタルDVDが出てこなくなった話』
2. 『DVD換装その後』
3. 『暑い夏、俺の相棒はとうとう目を覚まさなくなった』
4. 『その後のキーボード問題 -- とりあえず最終章 --』
5. 『理由なき反抗 MacBook編』
6. 『ディスクは戻ったけれど』

 いろいろ難儀なことが続いたが、ハードディスクの交換もなんとか終わり、パソコンは今のところ元の通り動いている。
b0189364_7532370.jpg MacBookのハードディスク交換は、普通だったらとても簡単なんだが、今回、前に解体したときにハードディスクの横についているゴム(写真)が浮いている状態(固定されていない状態)になっていたため、新しいハードディスクが入らず、またまた大変な労苦が待っていた。結局みたびMacBookを解体して、やっとのことで搭載できたのだった。正直言って解体作業は極力控えたいと思っているのだが、致し方ない。
 データは数日前にバックアップしたものがあったので、復旧作業も、時間はかかりはしたが、滞りなく終わった。今では何もなかったかのように動いているが、何も問題なく動作するってありがたいことなんだなとあらためて感じる。病気になったときに初めて健康のありがたみを感じるのと同じか。
 ところでこのブログの過去の記事を調べていたら(竹林軒出張所『ディスクは戻ったけれど』参照)、今回壊れたハードディスクは、2011年の4月に交換したものだったということがわかった。ということは3年ちょっとでお陀仏になった計算になる。ちょっとひどすぎないか、HITACHIよ。あ、前のディスクはHITACHI製なのね。すでに日立はハードディスク製造から撤退しているらしく、怒りのぶつけどころはどこにもないが、ちょっとひどくないか。今回買ったのは、HGST Travelstar パッケージ版というやつで、今調べてみたら、HGSTは日立系のハードディスク・メーカーのようである(日立のハードディスク部門がウェスタン・デジタルの傘下に入ったということらしい)。ついうっかり買ってしまった(利用者の評判は良いようだ)。せっかく新しくしたんだから最低でも5年は持ってほしいところで、今度交換ということになると、またまた解体しなければならなくなる。もう解体はカンベンして欲しいというのが本音である。ましかし、それでも自力でハードディスクを交換したり修理したりできるのは、MacBookならではということもできる。最近のアップル製品は、ハードディスクの交換や修理ができない構造になっているものもあるらしい。それを思うと、別の機種に安易に乗り換えるというのは控えたいところで、このMacBookを極力長く使っていきたいと、気持ちを新たにする暴風雨の朝なのだった。

追記:
 写真は、ハードディスクの横についているゴムを示している。この写真はiFixitのもので、本来はネジで固定することになっているが、僕のMacBookはネジで固定していない。そのためにこのゴムがフニャフニャで浮いた状態になってハードディスクが収まらなくなっていたものと考えられる。そう言えばネジが1個余っていたんだが、ここのネジに違いない。最初からこのサイトを参考にして解体作業を行えば良かったなと今にして思う(DVDドライブの交換方法については、当初、適当なサイトを見つけることができなかったんだな)。次に解体するときにはしっかり取り付けようと思う。

参考:
竹林軒出張所『パソコンからレンタルDVDが出てこなくなった話』
竹林軒出張所『DVD換装その後』
竹林軒出張所『暑い夏、俺の相棒はとうとう目を覚まさなくなった』
竹林軒出張所『その後のキーボード問題 -- とりあえず最終章 --』
竹林軒出張所『理由なき反抗 MacBook編』
竹林軒出張所『ディスクは戻ったけれど』
by chikurinken | 2014-08-09 07:54 | パソコン

理由なき反抗 MacBook編

このところのパソコン騒動の顛末
1. 『パソコンからレンタルDVDが出てこなくなった話』
2. 『DVD換装その後』
3. 『暑い夏、俺の相棒はとうとう目を覚まさなくなった』
4. 『その後のキーボード問題 -- とりあえず最終章 --』


b0189364_748733.jpg 俺のMacBookは第一次反抗期に入ったのか?! それにしても随分年が行ってからの反抗期じゃないか。
 話は、愛用のMacBookからレンタルDVDが出て来なくなくなったところから始まった。その後、DVDドライブを換装し、キーボード付きのトップカバーを交換し、なんとか無事に復活したかと思ったら、突然ハードディスクがカッタンカッタンという異音を立て始め、ご臨終ということに相成った。
 やってくれるじゃないの、MacBook!と思いつつ、すぐにハードディスク購入の手を打った。幸いだったのは2日前にバックアップをとっていたことで、この点は不幸中の幸いというやつである。残念なのは、前日にMacBookでいろいろな作業をかなり行ったこと。数時間分の作業がパーになってしまった。ともかくハードディスクを入れ替えて、データも元のように戻すことが先決である。ついでに心も入れ替えるから、反抗はこのくらいにしといてくれ。
 というわけで、またしばらくブログから遠ざかります。ではごきげんよう。

参考:
竹林軒出張所『パソコンからレンタルDVDが出てこなくなった話』
竹林軒出張所『DVD換装その後』
竹林軒出張所『暑い夏、俺の相棒はとうとう目を覚まさなくなった』
竹林軒出張所『その後のキーボード問題 -- とりあえず最終章 --』
竹林軒出張所『ディスクは戻ったけれど』
竹林軒出張所『病気になって初めて健康のありがたみを感じる』
by chikurinken | 2014-08-08 07:50 | パソコン