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竹林軒出張所

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『テレマークの要塞』(映画)

b0189364_8175480.jpgテレマークの要塞(1965年・英米)
監督:アンソニー・マン
原作:クヌート・ハウケリード、ジョン・D・ドラモンド
脚本:アイヴァン・モファット、ベン・バーズマン
出演:カーク・ダグラス、リチャード・ハリス、ウーラ・ヤコブソン、マイケル・レッドグレーヴ、デヴィッド・ウェストン

つまらない上に
ツッコミどころも多い


 第二次大戦中に実際に起こった軍事作戦に材を取った映画。
 ナチス・ドイツによる原爆製造計画を阻止するため、ノルウェーのレジスタンスが、重水製造工場を破壊したらしいんだが、それをかなり脚色した上で戦争アクション映画に仕立てたというのがこれである。実際のところは、破壊した重水は必ずしも使い物にならなかったらしい。また、アクション映画として見ても、大した緊迫感もないし、なんだかストーリーがダラダラ進行して、かなり退屈した。
 邦題の『テレマークの要塞』は多分に1961年の映画『ナバロンの要塞』を意識したものだと思われる。秘密基地に忍び込んで破壊というパターンは確かに似ているが、しかしこちらの映画の舞台は要塞ではないし、決して内容を正確に反映しているとは言えない。ちなみに原題は『The Heroes of Telemark(テレマルクの英雄たち)』で、これだと至極まっとうである。映画がつまらないんで盛ってプロモーションしたのか知らんが、ちょっとばかり詐欺みたいなタイトルではある。ちなみに日本語版DVDは現在出ていないようだ(僕はNHKの放送で見た)。
 主演はカーク・ダグラスで、プレイボーイの大学教授役なんだが、途中から特殊部隊を率いて秘密基地に潜入するなど、いきなりマッチョになってしまうというかなり無理がある設定である。このようにつまらない上にツッコミどころも多く、言ってみれば駄作の部類であろう。実は最初から飽き飽きしながら見ていたんだが、やはり途中でやめた方が良かったかなどと見終わった後になって思った。映画は最初の10分で見るべきかどうかは大体わかる。
 監督はアンソニー・マンという人で、プログラム・ピクチャーみたいな映画ばかり撮っている人。『ウィンチェスター銃'73』の監督である。
★★☆

参考:
竹林軒出張所『ナバロンの要塞(映画)』
竹林軒出張所『ウィンチェスター銃'73(映画)』
竹林軒出張所『グレン・ミラー物語(映画)』
by chikurinken | 2015-12-01 08:18 | 映画