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竹林軒出張所

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2017年 04月 03日 ( 1 )

『青春の門 自立篇』(映画)

b0189364_20453902.jpg青春の門 自立篇(1982年・東映)
監督:蔵原惟繕
原作:五木寛之
脚本:高田宏治
出演:佐藤浩市、杉田かおる、桃井かおり、渡瀬恒彦、風間杜夫、平田満、萬屋錦之介、城戸真亜子、西川峰子、火野正平、中島ゆたか

作り物の青春

 東映版『青春の門』の続編。続編であるためキャストは一貫しているが、渡瀬恒彦については別の人格として再登場していた。なぜそんなことをしたか理解に苦しむ。
 郷里でいろいろな経験を積んできた主人公の伊吹信介が、その郷里を離れ東京に出てきてからがこの『自立篇』である。早稲田大学に入学し、東京でもいろいろなことを経験していくというストーリーである。ただしこの映画、最初のシーンから一貫して「作り物」風で、まったくもって感情移入できない。そのため、信介を取り巻くいろいろなネタ、たとえばボクシングとか娼婦とか、あるいは基地反対運動とかにまったく必然性が感じられず、幼なじみの織江が東京に出てくるというのもあまり必然性が感じられない。ましてや織江がやけっぱちを起こして娼婦になろうとするとか、嘘っぽくて安っぽくていけない。登場人物を動かそうとしてはいるが全然動かずという感じで、最初から最後まで退屈きわまりない映画になってしまった。
 そういうわけで僕は途中から用事をしながら見たんだが、それでちょうど良いくらいの映画であった。前作も大したことはなかったが、それより格段に落ちる。劇場で見ていたらさぞかしつらかったろうという類の映画である。
★★☆

参考:
竹林軒出張所『青春の門 (東映版)(映画)』

by chikurinken | 2017-04-03 06:45 | 映画