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竹林軒出張所

chikrinken.exblog.jp

2014年 03月 21日 ( 1 )

『激闘!ドロミテ鉄人レース』(ドキュメンタリー)

激闘!ドロミテ鉄人レース 〜ヨーロッパ巨大山塊に日本が挑む〜(2013年・NHK)
NHK-BS1 BS1スペシャル

b0189364_834128.jpgオールスター戦は
競技の面白味を削ぐ


 日本だけでなく世界中に過酷なマラソン・レースがあり、このブログでもこれまで2回ほど関連ドキュメンタリーを紹介しているが、今回紹介するのはリレー・マラソン(マラソンと言えるかどうかは微妙だが)。しかも山岳ラン、パラグライダー、カヤック、マウンテンバイクという(トライアスロンならぬ)クアドラスロンである。ただしこちらは、それぞれのスペシャリストがリレーするという企画であるため、それぞれの分野のエリート選手をいかに集めるかがポイントになる。そういった意味では、富士山一周レースや日本アルプス大縦断レースのような耐久レースとしての面白さはない。どちらかというとオリンピックなどの競技に近いと言える。
 舞台になるのは、イタリア・オーストリア国境のドロミテ山塊。そのため世間では『ドロミテマン・レース』と呼ばれるらしい。この大会に今回日本チームが参加したが、この日本チームを中心に据えた番組になっている、このドキュメンタリーは。b0189364_832673.jpg日本のチームも各分野のスペシャリストを集めているが、トップを争うヨーロッパのあるチームなんかは、たとえば山岳ランのためにアフリカ人を雇っていたりする。そういうのもなんだかちょっと物足りなさを感じる要因になる。たとえばオリンピックで、ボクシングとレスリングと水泳とマラソンの複合競技があって、それぞれスペシャリストが出るような競技があったと仮定した場合、それが本当に面白いかということなんである。1人で全部をこなすってんだったら、競技間のバランスの妙や意外性があって面白いと思うが、こういう競技になってくると、ただのオールスター戦に過ぎず、競技としての面白さはあまりない、少なくとも僕には。いくら過酷なレースと言われてもちょっとばかり白けるのである。
 そういうわけで見るドキュメンタリーとしては特に感慨もなく、どうぞ勝手にやってくれという印象だけで終わった番組であった。それに出場している日本人選手にもあまり共感できなかった。
★★★

参考:
竹林軒出張所『死闘!コスタリカ横断850キロ(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『激走! 富士山一周156キロ(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『雲上の超人たち(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『激闘!ドロミテ鉄人レース(ドキュメンタリー)』
by chikurinken | 2014-03-21 08:05 | ドキュメンタリー