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竹林軒出張所

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『いまを生きる』(映画)

いまを生きる(1989年・米)
監督:ピーター・ウィアー
脚本:トム・シュルマン
出演:ロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホーク、ロバート・ショーン・レナード、ジョシュ・チャールズ、ゲイル・ハンセン

b0189364_8231415.jpg金八先生みたいにゃいかない

 アメリカのパブリック・スクール(この呼び方は英国風のもので、アメリカでは「プライベート・スクール」というらしい)を舞台にした映画。
 舞台となるウェルトン校は、卒業生をアイビーリーグに多数送り込んでいるような全寮制名門校で、生徒も優秀で従順な少年が多い。また規律も厳しく、勉強に明け暮れるというような環境が作り出されている。そこに英語の新任教師が来て生徒の意識改革を行うというようなストーリーである。
 原題は「Dead Poets Society」で、日本語では「死せる詩人の会」。これはストーリーの中心になる会の名前でなかなか良いタイトルである。邦題の『いまを生きる』も見事なタイトルで、これはこの映画のテーマになる言葉「Seize the Day」から来ている。
 ストーリーが非常に良くできているので、僕はてっきり原作ものかと思ったが、オリジナル脚本らしい。やはりこの脚本、当時評価されたようでアカデミー賞を受賞している。型破りで面白い教師という設定は良くある話ではあるし、成り行きもある程度読めるが、さまざまな伏線を張り巡らせたプロットは見事である。
 新任教師役は先頃亡くなったロビン・ウィリアムズで、授業風景では(元芸人らしく)マーロン・ブランドやジョン・ウェインのものまね芸まで見せている。さすがに芸達者で、演技も自然で味がある。生徒役のイーサン・ホークはこの映画あたりから名前が売れるようになったようだ。
1989年アカデミー脚本賞受賞
★★★☆

参考:
竹林軒出張所『制服の処女(映画)』
竹林軒出張所『女の園(映画)』
竹林軒出張所『独立少年合唱団(映画)』
by chikurinken | 2016-07-13 08:23 | 映画
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