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竹林軒出張所

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『昭和のレトロパッケージ』(本)

昭和のレトロパッケージ
初見健一著
グラフィック社

昔の商品を思い出して懐かしんでくれ
というノスタルジー本


b0189364_844792.jpg 昭和以降の製品のパッケージを写真入りで紹介した、一種のカタログ本。
 注目すべきはパッケージのデザインに注目したという点で、さまざまな製品を「きゃらくたー」、「いらすとれーしょん」、「ろご」、「いろづかい」の4章に分類して見せていく。ただし「デザインに注目した」というのは、何となく方便のような気もしないではない。こういった類の本を手に取る層というのは、何よりもまず懐かしさ先行で、こんなお菓子があったとか、パッケージを憶えてるとかその程度の感慨で見ているに違いのだ。だから、読者にとって大切なのは、デザインが良い悪いというよりも、自分の身近にあったかどうか、自分がいくつぐらいのときに接したかといういうことで、そうすると、売れたり画期的だったりした製品(つまりエポックメイキングな品物)を選択することが重要で、しかも発売年などが明記されているとなお良いということになる。年代順に並べられていたりすると、見る方の感慨はひとしおである。
 この本では、製品の選択については及第点、年代についても、特定パッケージの変遷が年代付きで示されたりするのでまずまずOKと言えるだろう。
 本書で特に懐かしいと感じたパッケージは、かつて学校給食で出たミルメークとタカベビーのマーガリン・ジャムなど。シュガーカット(調味料)やスマイル(目薬)のパッケージもちょっと変わっていて記憶に残っている。基本的には、先ほども言ったように懐かしさにひたるための本である。ノスタルジー指向の中高年の人向け。
★★★☆

参考:
竹林軒出張所『あこがれの家電時代(本)』
竹林軒出張所『70年代アナログ家電カタログ(本)』
竹林軒出張所『日本懐かしオーディオ大全(本)』
竹林軒出張所『ラジカセのデザイン!(本)』
竹林軒出張所『昭和ちびっこ広告手帳(本)』
竹林軒出張所『昭和子どもブーム(本)』
竹林軒出張所『ぼくらの60〜70年代宝箱(本)』
竹林軒出張所『キックの鬼』
by chikurinken | 2016-07-07 08:05 |
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