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竹林軒出張所

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『ピノキオ』(映画)

ピノキオ(1940年・米)
監督:ベン・シャープスティーン、ハミルトン・ラスク
原作:カルロ・コロディ
脚本:テッド・シアーズ他
出演:(日本語版)辻治樹、肝付兼太、熊倉一雄、一城みゆ希、山田康雄、大塚周夫

b0189364_18395885.jpgお楽しみはそれなりだが
よくできてはいる


 ディズニー・アニメは侮れないということを知ったのは学生の頃。
 夏休みに京都の名画座でアニメ特集をやっていて、当時比較的新しかったSFアニメとディズニー・アニメの同時上映という企画だった(確か『白雪姫』だったと思うが違っているかも知れない)。当然、近隣の子どもたちを当て込んだ企画で、案の定親子連れがたくさん来ていた。この映画館ではめったにないことなので印象深かったのだ。そしてやはりというか1本目のSFアニメの上映時、ガキンチョがギャーギャー騒ぐわ場内を走り回るわで、こりゃ映画の鑑賞どころじゃないなと思っていたんだが、ディズニー・アニメが始まってしばらくすると騒ぎ声がまったく聞こえなくなった。確かに1本目に比べると絵がスムーズに動いており、絵柄もやけに美しい。映画をろくに楽しめない年齢のガキ共さえ惹きつけるとはディズニーおそるべしといたく感じたのであった。
 『ピノキオ』も初期のディズニー・アニメで、『白雪姫』や『シンデレラ』同様、絵が美しくなめらかに動く。また女性のキャラクター、この映画では女神様だが、白雪姫やシンデレラと同じように、やけに生々しいのも特徴的である。人の動きをトレースしてアニメにしていることが容易に想像できる。
 そうは言ってもこの年でさすがにこういった童話は無理があるということで、見始めてすぐ見るのに飽きていたんだが、ピノキオがサーカスに売られたり、ロバに変えられたりするあたりから俄然サスペンスの要素が出てきて、結局最後までしっかり見ることになった。ピノキオってこんな話だったのねとあらためて思い出した。「ゼペット」などという固有名詞も懐かしく感じる。
 今回見た吹き替え版は、山田康雄、熊倉一雄、大塚周夫ら今は亡き人々の声がたくさん出ていて、こちらも懐かしい。
★★★

参考:
竹林軒出張所『狼王ロボ(映画)』
竹林軒出張所『フラバー うっかり博士の大発明(映画)』
竹林軒出張所『アナと雪の女王(映画)』
by chikurinken | 2016-05-07 07:38 | 映画
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