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竹林軒出張所

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『誰が為に鐘は鳴る』(映画)

誰が為に鐘は鳴る(1943年・米)
監督:サム・ウッド
原作:アーネスト・ヘミングウェイ
脚本:ダドリー・ニコルズ
音楽:ヴィクター・ヤング
出演:ゲイリー・クーパー、イングリッド・バーグマン、エイキム・タミロフ、アルトゥーロ・デ・コルドヴァ、カティーナ・パクシヌー

b0189364_825444.jpgベタベタした恋愛ドラマに辟易

 ヘミングウェイの小説『誰がために鐘は鳴る』の映画化作品。
 1936年に始まったスペイン内戦が舞台で、ゲリラ戦に参加するアメリカ人と現地のゲリラ部隊にいた若い女性との恋物語。作戦が縦糸、ラブロマンスが横糸というふうに話が展開していく。
 主演はゲイリー・クーパーとイングリッド・バーグマンで、短髪のバーグマンが魅力的。ただしバーグマンの演技が全体的にオーバーかつ湿っぽくて少々辟易する(なんでもバーグマン、この役をやりたいがために、短髪にした上でヘミングウェイの家まで押しかけたらしい<Wikipediaより>)。
 山岳ゲリラ戦や戦車部隊とのゲリラ戦など見所のあるシーンも多い。また、抑圧を受けていた市民たちが形勢逆転後、残酷な殺人者に変わっていく様子などもすさまじい。そういう点でスペイン内戦の事情がよく伝わってきたが、先ほども言ったようにラブロマンスの部分がくどくて湿っぽくて僕にはどうにも受け入れがたかった。もっともこういう部分がなさ過ぎると、ギスギスした血なまぐさい映画になってしまって万人受けしにくいのかも知れないが、だがバーグマンの過剰な演技が映画を台無しにしたという印象は残った。
1943年アカデミー助演女優賞受賞
★★★☆

参考:
竹林軒出張所『老人と海(映画)』
竹林軒出張所『カサブランカ(映画)』
竹林軒出張所『ガス燈(映画)』
竹林軒出張所『昼下りの情事(映画)』
by chikurinken | 2016-04-11 08:27 | 映画
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