ブログトップ | ログイン

竹林軒出張所

chikrinken.exblog.jp

『ペーパー・ムーン』(映画)

b0189364_21205369.jpgペーパー・ムーン(1973年・米)
監督:ピーター・ボグダノヴィッチ
原作:ジョー・デヴィッド・ブラウン
脚本:アルヴィン・サージェント
撮影:ラズロ・コヴァックス
出演:ライアン・オニール、テイタム・オニール、マデリーン・カーン、ジョン・ヒラーマン、P・J・ジョンソン

詩的なモノクロ映像が魅力

 けちな詐欺師と少女(彼女によると彼らは実の親子ということになっている)が一緒に旅をすることになるという設定の映画で、その道中を辿るロード・ムービーである。カップルのロード・ムービーと言えば『俺たちに明日はない』を思い出すが、あの映画を彷彿させるようなシーンもある。
 途中、ハラハラドキドキのシーンがある他、あちこちにコメディの要素も入っていて、全編飽きることなく楽しめる展開になっている。また主人公の詐欺師と少女は、ライアン・オニールとテイタム・オニールの実の親子が演じており、彼らの演技も見逃せない。実際、テイタム・オニールはこの映画の演技で、アカデミー賞の助演女優賞を受賞している。
 映像は、ボグダノヴィッチの出世作『ラストショー』同様、コントラストが効いたモノクロ映像で、詩的である。映像だけでなく間が非常に良いため、そういった点も味わいがある。非常に完成度が高い映画である。
1973年アカデミー賞助演女優賞受賞
★★★☆

参考:
竹林軒出張所『俺たちに明日はない(映画)』
竹林軒出張所『橋の上の娘(映画)』
by chikurinken | 2016-03-19 07:20 | 映画
<< 『第三の男』(映画) 『天国から来たチャンピオン』(映画) >>