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竹林軒出張所

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『密着! アタカマ砂漠マラソン』(ドキュメンタリー)

b0189364_7114815.jpg密着! アタカマ砂漠マラソン(2011年・NHK)
NHK-BSプレミアム

またまた
NHKのウルトラ・マラソン企画


 またまたNHKのウルトラ・マラソン企画。NHKは、なぜだか知らんがやたら世界の過酷なマラソン・レースをドキュメンタリーにしていて、しかも多くがDVD化されている。今初めて知ったんだが、前に紹介したトランス・ジャパンウルトラトレイル・マウントフジのドキュメンタリーもDVDになっている。確かに撮影に相当な労力がかかっていて、しかも珍しい映像が撮れているのはよくわかるが、どれも一部のマニアが参加するような超マイナー大会。これほど広く世間に見せる必要はあるのかという疑問はつきまとう。あまりに何度も同じような企画をやり過ぎると、見る方も飽きてくるんじゃないかと思うがいかが。
 このドキュメンタリーも、NHKの似たようなドキュメンタリーをすでに5本以上見ている僕にとっては少々食傷気味である。撮影・放送時期はこちらの方が早いようではあるが、いくら過酷であろうと、基本的にはコースを走るランナーを追うという、ただそれだけのことなんで目新しさはあまりない。
 今回も、優勝争いをするランナー、日本人ランナー、ワケありランナーらを数人追っていて、フォーマットは他の作品とも共通している。過酷さも見る側に伝わってきて十分楽しめるが、もうこの辺で打ち止めにしても良いんじゃないかと感じたのも事実。このドキュメンタリーで扱われているアタカマ砂漠マラソン、なんでも世界四大砂漠マラソンの1つだそうだが、NHKはまさか他の3つの大会も極めようなどと思っているわけではあるまいな……。
 言い忘れたが、このアタカマ砂漠マラソン、南米チリの北部に位置する高山に囲まれた乾燥地帯(年間平均降水量10mm)を舞台にしたマラソンで、6日間で250kmのコースを走るというもの。スタート地点からして標高3180mで、大乾燥地帯を走るだけでなく、高山を上ったり下りたり、川を渡ったりするような厳しいコースの大会で、「世界でもっとも過酷」と呼ばれることもあるらしい。
 このドキュメンタリー自体、面白いには面白いが、構成がパターン化していることもあり、個人的にはそれほど惹きつけられるものではなかった。ただしDVD版には、本編で取り上げられなかった4人のランナーを取り上げた付録映像が付いていて(それぞれ4〜5分程度)、こちらの方がむしろ面白かった。実際彼らは本編に脇役的にちょいちょい出てくるんで、彼らのことがちょっと気になっていたんだが、本編ではほとんど触れられずで、ちょっと違和感を感じていた。ただやはり本編で取り上げた方が番組として奥行きが出て来て、良かったんじゃないかとは思う。それからナレーションがやや大げさなのもマイナス点で、こちらも違和感を感じた。
★★★☆

参考:
竹林軒出張所『雲上の超人たち(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『激走! 富士山一周156キロ(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『激闘!ドロミテ鉄人レース(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『死闘!コスタリカ横断850キロ(ドキュメンタリー)』
竹林軒出張所『人は走るために生まれた(ドキュメンタリー)』
by chikurinken | 2014-06-03 07:12 | ドキュメンタリー
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