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竹林軒出張所

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iTunes 9.2はかなりのタコスケ(できの悪いソフト)である

iTunes 9.2はかなりのタコスケ(できの悪いソフト)である_b0189364_1034443.jpg iPhone OSをバージョン4にアップグレードしたことで、僕のiPodTouhもマルチタスクに対応したりして多少便利になった。
 ただiOS 4(iPhone OSバージョン4のこと)にアップグレードするにあたり、iTunesもバージョン9.2にアップグレードしなければならないということで、これもアップグレードしたんだが、結果的にこのiTunes 9.2は相当できが悪かった。
 画面表示は全体的にきれいになっているが、リスト表示のときに「再生回数」と「トラック」のカラムの幅を狭くできないようになっており(図参照、クリックで拡大)、これは改悪だとしか思えない(以前は2桁程度まで狭くすることができていた)。たとえば「再生回数」の場合、10桁(程度)より狭くできなくなった(広くすることはできる)んだが、再生回数が10桁以上(10億回の再生)になるような人が果たして存在するのかということをアップルに問いたい。それより少ない桁で十分であれば、狭くする方が画面表示もきれいになるし、多くの情報を表示できるしでよっぽど合理的だと思う。どうしてこういう改訂を行ったのかさっぱりわからない。まったくもってタコスケである。
 iTunes 9.2でもっとひどいのは、何かの拍子でiTunes Libraryファイルが破壊されることである。このファイルは、iTunesが起動するときに読み込まれるもので、iTunesのプレイリストなどがこのファイルにすべて記録される(おそらく)。したがって、このファイルが壊れると、プレイリストがなくなってしまう。つまり、それまで曲を整理するために一生懸命やっていた作業がすべてチャラになる。iTunes 9.2を入れて1週間くらいしたときにこのファイルが壊れてしまいものすごく迷惑したが、そのときは半年くらい前のバックアップを利用して、何とか元に近い形に再現した。だが今日iTunesを起動しようとすると、iTunes Libraryが読み込めず、再びプレイリストがチャラになってしまった。今回も、前回のバックアップを使用して再現したが、こういうバグ(?)はあってはならない類のものである。今までのバージョンでこういうことはほとんど記憶にないので,iTunes 9.2だけの問題ではないかと思う。これは致命的なエラーであり、まったくもってタコスケである。
 そういうわけで、今回からはユーザーフォルダ→「ミュージック」→「iTunes」フォルダにあるiTunes Libraryファイルのコピーを「書類」フォルダに残しておくことにした(なるべく頻繁に)。いちいちバックアップ用のハード・ディスクから取り出すのも面倒であるし、プレイリストを再現するのも結構時間がかかる。アップルには、早く新しいバージョンで修正してもらいたいものだ。「集団訴訟」ということにもなりかねないぞ、と脅してと。

 そういうわけで、iOS 4が当座必要ない人は、iTunes 9.2にアップグレードしないことをお奨めします……

図はiTunes 9.2の画面(クリックで拡大します)

by chikurinken | 2010-07-04 10:04 | パソコン
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